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予診票の確認のポイント Ver 8.0 (令和4年9月 29 日版) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/000928832.pdf
出典情報 予診票の確認のポイント Ver 8.0 (令和4年9月 29 日版) 《厚生労働省》
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「新型コロナワクチンの説明書」を読んで、効果や副反応などについて理解しましたか。

確認のポイント
予防接種の効果や副反応などを理解しているかを確認するための項目です。
「いいえ」の場合には、医療機関(施設)で、予診前に被接種者や保護者に説明書を読んでいた
だくか、予診医や接種会場のスタッフから被接種者や保護者に説明してください。
(解説)
いったん「いいえ」にチェックがなされた場合でも、被接種者や保護者が説明を受け理解した場合には、被接種者や
保護者が「はい」にチェックすることで、接種を受けることができます。こうした経緯が明らかになるよう、医師記入
欄に、被接種者本人のサイン、又は被接種者や保護者に了解を得た旨の記載をすることが望ましいと考えられます。

※令和3年 11 月 30 日まで示されていた様式の予診票には4番「接種順位の上位となる対象グループに
該当しますか。
」の質問項目がありますが、同年 12 月1日以降に示された様式では削除されていま
す。

5 現在何らかの病気にかかって治療(投薬など)を受けていますか。
確認のポイント
特に以下に該当するかに注意して接種の判断をお願いします。
○基礎疾患の状態が悪化している場合や全身状態が悪い者など
体調が回復してから接種することが大切です。体調が悪いときの接種は控えてください。体
調がよくなった頃に、改めて接種時期の相談をしてください。接種後の軽度の副反応が重篤な
転帰に繋がることのないよう、特に慎重に予防接種の適否を判断する必要があります。
○免疫不全のある方、○血が止まりにくい病気のある方や、抗凝固剤を服用されている方
下記に注意すれば接種可能です。
(解説参照)
○アレルギー疾患のある方
10「薬や食品などで、重いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがあり
ますか。
」をご参照ください。
○毛細血管漏出症候群の既往がある方
アストラゼネカ社ワクチンは接種できません。
(解説)
・免疫不全のある方については、新型コロナウイルス感染症の重症化のリスクが高いとされています。米国 CDC の見
解では、現時点で、有効性と安全性に関する確立されたデータはありませんが、他の接種不適当者の条件に該当しな
ければ、接種は可能としています。
・血が止まりにくい病気のある方や、抗凝固薬を服用している方は、筋肉内出血のリスクがあるため、接種後2分以上、強
めに接種部位を圧迫してもらう必要はありますが、接種は可能です。
(なお、抗血小板薬を服用している方は、筋肉内出血の
リスクはないとされていますので、接種可能です。ただし、止血に時間がかかる可能性があることにご留意ください。

・毛細血管漏出症候群は、極めてまれな疾患で、血管内の水分やタンパク質が血管外へ漏れ出ることにより、低血圧・
低タンパク(低アルブミン)血症・血液濃縮などが起こります。また、発症頻度は様々であり、繰り返し起こること
もあるとされています。
過去の予防接種で具合が悪くなった方については、1「新型コロナワクチンの接種を受けたことがありますか。」及
び 11「これまでに予防接種を受けて具合が悪くなったことはありますか。
」もご参照ください。
また、第2期追加接種(4回目)の対象者である「基礎疾患を有する方」及び「その他重症化リスクが高いと医師が

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