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資料2-2 重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬物性口内炎(案) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00004.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第14回 9/15)《厚生労働省》
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口腔粘膜のアフタ性潰瘍は、ベーチェット病の初発症状である。口唇、頬粘膜、
舌、歯肉などに辺縁が明瞭な円形の痛みを伴う潰瘍を形成する。潰瘍の周囲には
発赤を認め、普通7日ないし10日間以内に治癒するが再発を繰り返す。
皮膚症状もベーチェット病患者の90%の人にみられる。皮膚症状には、結節性
紅斑、皮下の血栓性静脈炎、毛嚢炎様皮疹、いわゆる座瘡様皮疹がある。治癒す
9)

るが再発を繰り返す 。

図2 ベーチェット病の多発性アフタ(上段左)、難治性潰瘍(上段右)および口唇の
大アフタ(下段)

5.類似疾患
ニコランジルによる難治性潰瘍
ニコランジルは狭心症治療薬として1984年より日本で使用されている薬剤であり、
欧州各国では1994年より広く使用されている。1997年以降、フランス、イギリスを中
心にニコランジル服用患者に発現する難治性口腔潰瘍が報告されている。日本に
おいては数例の報告がある。

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