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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (9 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021904.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第95回 7/28)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

7 月 28 日 第 95 回モニタリング会議のコメント
ア)入院患者数が急速に増加する中、60 代以上の高齢者の割合は約 70%と、引き続き高い値のまま推移してお
り、今後の動向を警戒する必要がある。
イ)都では、高齢者施設や病院からの受入れを行う高齢者等医療支援型施設を 2 か所(239 床)運営している。
今後さらに、1 か所(約 100 床)整備することとしている。
ウ)都は、受入医療機関と意見交換会を実施し、MIST(東京都新型コロナウイルス感染者情報システム)の活用
による情報の共有化を進めている。

⑥-3

検査陽性者の全療養者数は、前回の 147,795 人から 7 月 27 日時点で 233,092 人に大きく増加した。内訳は、入

⑥-4

院患者 3,725 人(前回は 3,142 人)、宿泊療養者 6,672 人(同 6,306 人)、自宅療養者 159,060 人(同 92,444 人)

入院・療養等調整中 63,635 人(同 45,903 人)であった。

⑥ 入院患者数

【コメント】
ア)療養者数が大きく増加し、現在、都民の約 60 人に 1 人が検査陽性者として、入院、宿泊、自宅のいずれか
で療養している。全療養者に占める入院患者の割合は約 2%、宿泊療養者の割合は約 3%であった。自宅療養
者と入院・療養等調整中の感染者が約 96%と多数を占めている。
イ)都は、感染拡大に対応するため、患者の重症度、緊急度、年齢等に応じ、臨時の医療施設や酸素・医療提供
ステーション等を含め、病床をより重症度・緊急度の高い患者に活用することとした。
ウ)都は、軽症・無症状の陽性者で、基礎疾患を有する同居家族がいるなど、隔離が必要な方等を対象にした感
染拡大時療養施設を新たに 130 床設置し、運用を開始した。
エ)都は、32 か所、12,253 室の宿泊療養施設を確保し、東京都医師会・東京都病院協会の協力を得て運営してい
る。現下の感染拡大に対応するため、稼働レベルを 1 から 2 へ移行し、受入可能数 8,580 室で運用している。
50 歳以上または重症化リスクの高い基礎疾患のある方、同居の家族に重症化リスクの高い方や妊婦等がいて、
早期に隔離が必要な方を優先に入所調整を行っている。
オ)新規陽性者数の拡大状況に応じて、今後も増加が見込まれる自宅療養者へのフォローアップ体制を効率的に
運用していく必要がある。
東京都は、その時点で、人工呼吸器又は ECMO を使用している患者数を重症患者数とし、医療提供体
制の指標としてモニタリングしている。
-9-