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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (7 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021904.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第95回 7/28)《東京都》
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専門家によるモニタリングコメント・意見【医療提供体制】
モニタリング項目

別紙2

グラフ

7 月 28 日 第 95 回モニタリング会議のコメント

医 療 提

オミクロン株の特性に対応した医療提供体制の分析は以下のとおりである。
(1) 新型コロナウイルス感染症のために確保を要請した病床の使用率は、7 月 20 日時点の 43.5%(3,024 人/6,944
床)から、7 月 27 日時点で 50.5%(3,555 人/7,046 床)に上昇した。
(2) オミクロン株の特性を踏まえた重症者用病床使用率は、7 月 20 日時点の 14.5%(61 人/420 床)から、7 月
27 日時点で 21.7%(91 人/420 床)に上昇した。
(3) 入院患者のうち酸素投与が必要な方の割合は、7 月 20 日時点の 8.5%から、7 月 27 日時点で 10.3%となっ
た。
(4) 救命救急センター内の重症者用病床使用率は、7 月 20 日時点の 78.3%(504 人/644 床)から、7 月 27 日時
点で 73.6%(479 人/651 床)となった。
(5) 救急医療の東京ルールの適用件数は、292.7 件/日に増加した。

供 体 制
の 分 析
( オ ミ
ク ロ ン
株対応)

PCR 検査・抗原検査(以下「PCR 検査等」という。)の陽性率は、検査体制の指標としてモニタリングしてい
る。迅速かつ広く PCR 検査等を実施することは、感染拡大防止と重症化予防の双方に効果的と考える。
濃厚接触者で、医師の判断により検査を行わずに、臨床症状で陽性と診断された患者 4,399 人は、陽性率の計
算に含まれていない。

④ 検査の陽性率
(PCR・抗原)

行政検査における 7 日間平均の PCR 検査等の陽性率は、前回の 42.9%から 7 月 27 日時点で 50.5%に上昇し
た。また、7 日間平均の PCR 検査等の人数は、前回の約 23,760 人/日から、7 月 27 日時点で約 33,086 人/日とな
った。
【コメント】
ア)検査の陽性率は、7 月以降、急速に上昇しており、7 月 27 日時点で 50.5%と、2 週間連続して過去最高値を
上回った。この他にも検査を受けられない、あるいは、把握されていない感染者が増加していると考えられる。
これまでに経験したことのない爆発的な感染状況が続いている。
イ)新規陽性者数が急増する中、診療・検査医療機関に、検査・受診の相談が集中するなど、検査が受けにくく
なっている。都は、土日の診療実績に応じて、医療機関への支援を開始することとした。
ウ)誰もが、いつどこで感染してもおかしくない状況であり、ワクチン接種済みであっても発熱や咳、痰、咽頭
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