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資料2-2 厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和3年度) (79 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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1.研究事業の基本情報
分野名
研究事業名

「疾病・障害対策研究分野」

肝炎等克服政策研究事業

主管部局(課室)

健康局がん・疾病対策課・肝炎対策推進室

関係部局

なし

2.研究事業の予算、課題採択の状況
予算額(単位:千円)

申請件数(件)

採択件数(件)

平 成 31/令 和 元 年 度

308,635

9

9

令和2年度

307,275

9

9

令和3年度

283,975

9

9

3.研究事業の目的
肝炎対策基本法・肝炎対策基本指針の主旨に則り、国内最大級の感染症であ
る肝炎の克服に向けた対策を総合的に推進するため、基盤となる疫学研究や、
地域における診療体制や社会基盤の構築、偏見・差別の防止等を目標に、肝炎
に関する行政課題を解決するための研究を推進する。

4.研究成果及び政策等への活用状況
(1)概要


目的とする成果が十分に得られた事例

・「 新 た な 手 法 を 用 い た 肝 炎 ウ イ ル ス 検 査 受 検 率 ・ 陽 性 者 受 診 率 の 向 上 に 資 す る
研 究 」( 令 和 2 ~ 4 年 度 ) に お い て 、 肝 炎 ウ イ ル ス 検 査 受 検 勧 奨 用 リ ー フ レ ッ ト
を協会けんぽの全支部で展開した。その効果を評価するとともに、陽性者の受診
状況をより正確に把握するため、レセプトを用いた受診行動の確認を行った。ま
た 、 職 域 肝 炎 ウ イ ル ス 検 査 の 課 題 点 を 普 及 と 実 装 科 学 ( D&I 科 学 ) 研 究 ※ を 用 い て
阻害因子と促進因子を抽出した。さらに肝疾患患者における仕事と治療の両立支
援を展開することで職域における肝炎ウイルス陽性者フォローアップシステムを
促進させるモデルを構築した。
※様々な研究デザイン、方法論を用い、エビデンスのある介入法を効果的に日常
の保健医療活動に取り入れる方法を開発、検証する学問
・「 肝 炎 総 合 対 策 の 拡 充 へ の 新 た な ア プ ロ ー チ に 関 す る 研 究 」( 令 和 2 ~ 4 年 度 )
において、肝疾患診療連携拠点病院、肝疾患専門医療機関、都道府県を対象に、
拠 点 病 院 事 業 指 標 、 肝 炎 医 療 指 標 ( 肝 疾 患 専 門 医 療 機 関 向 け を 含 め た )、 診 療 連
携指標、自治体事業指標の調査を実施した。また、肝生検を行った症例を用い

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