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参考資料2 小児がん拠点病院等の整備指針(現行) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26455.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会 小児がん拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第2回 6/27)《厚生労働省》
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いう。)等小児がん患者の状態に応じた適切な治療を提供すること。
イ 小児がん患者の病態に応じたより適切ながん医療を提供できるよう、
キャンサーボード(手術療法、放射線療法及び薬物療法に携わる専門的
な知識及び技能を有する医師その他の専門を異にする医療従事者等に
よるがん患者の症状、状態及び治療方針等を意見交換・共有・検討・確
認等するためのカンファレンスをいう。以下同じ。)を設置し、定期的に
開催すること。また、必要に応じて、歯科医師や薬剤師、看護師、管理
栄養士、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉
士(特に医療ソーシャルワーカー)、公認心理師等の専門的多職種の参
加を求めること。キャンサーボードで検討した内容については、記録し、
関係者間で共有すること。
ウ 小児がん連携病院と協力し、小児がん患者に対して、移行期医療や成
人後の晩期合併症対応等も含めた長期フォローアップ体制を構築して
いること。
エ AYA世代にあるがん患者について、がん診療連携拠点病院等への紹
介も含めた適切な医療を提供できる体制を構築していること。
オ 緊急時に小児がん患者が入院できる体制を確保すること。
カ 治療に伴う生殖機能への影響など、がん治療開始前に適切な情報提供
を行うとともに、患者等の希望も踏まえ、生殖機能の温存の支援を行う
体制を構築していることが望ましい。
キ 保険適応外の免疫療法等の先進的な治療を実施する場合は、科学的知
見を集積する観点から、原則として治験、先進医療を含めた臨床研究の
枠組みで行うこと。
② 薬物療法の提供体制
薬物療法のレジメン(治療内容をいう。)を審査し、組織的に管理する委員
会を設置すること。なお、当該委員会は、必要に応じて、キャンサーボー
ドと連携協力すること。
③ 緩和ケアの提供体制
ア (2)の①のウに規定する医師及び(2)の②のウに規定する看護師
等を構成員とする小児の緩和ケアチームを整備し、当該緩和ケアチーム
を組織上明確に位置付けるとともに、小児がん患者に対し適切な緩和ケ
アを提供すること。
イ 外来において専門的な小児の緩和ケアを提供できる体制を整備するこ
とが望ましい。
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