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【資料4】地域共生ケア全国ネットワーク (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75988.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第265回 9/10)《厚生労働省》
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令和 9 年度介護報酬改定に向けた意見

3.訪問介護の基本報酬を引き上げること
【要望】訪問介護の基本報酬を現場の実態に即して引き上げ、事業所の安定運営とヘルパーの
処遇改善につなげてください。

背景と課題
訪問介護は、食事、排泄、入浴、掃除、買い物等の日常生活を支え、利用者が住み慣れた自宅
で暮らし続けるための基盤です。また、利用者の小さな変化を早期に発見し、家族、ケアマネ
ジャー、医療職等につなぐ役割も担っています。訪問介護が維持できなければ、地域包括ケア
の前提である在宅生活そのものが成り立ちません。
一方、現行の報酬体系では、訪問と訪問の間の移動、記録、連絡調整等に要する時間が十分に
反映されていません。特に、利用者宅が点在し移動時間が長い地域や、短時間訪問が多い事業
所では、実際の支援負担に見合う収入を確保しにくく、経営と人材確保が厳しくなっています。
さらに、会話を通じた孤立防止、心のケア、本人の意欲を引き出す働きかけなど、暮らしを支
える「寄り添い支援」は、状態悪化や入院・施設入所の予防にも重要ですが、報酬上評価され
にくい状況です。加算による対応だけでは、要件を満たすための新たな事務が増え、小規模事
業所ほど活用しにくくなるおそれがあります。

求める対応
1)一時的な補助や加算ではなく、訪問介護の基本報酬を引き上げ、継続的・安定的な運営を可
能とすること。
2)移動、記録、連絡調整等を含む訪問介護の実際の業務負担を、報酬体系に適切に反映するこ
と。
3)利用者の孤立防止や心のケア等の寄り添い支援を、ケアの一部として適切に評価すること。
4)基本報酬の引上げをヘルパーの処遇改善、人材の確保・定着につなげること。

4.制度・加算・運営基準を簡素化すること
【要望】制度を支援に合わせるという視点に立ち、制度・加算・運営基準、書類、研修を整
理・簡素化してください。

背景と課題
介護・福祉の制度、加算、運営基準は細分化が進み、改定のたびに多数の通知や解釈を読み込
み、職員への説明、様式や業務手順の変更を行う必要があります。制度を適切に運用すること
は必要ですが、理解と確認のための事務負担が大きすぎる状況です。
本来、加算は質の高い支援を評価するための仕組みです。しかし、加算を取得するために、支
援内容や職員配置を制度に合わせ、利用者の必要性より要件を優先せざるを得ないことがあり
ます。その結果、一人ひとりの暮らしに合わせるべき支援が、制度や加算に合わせて歪むとい
う本末転倒な状況が生じています。

地域共生ケア全国ネットワーク



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