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【資料2】小阪構成員提出資料 (5 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74300.html |
| 出典情報 | 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第14回 7/6)《厚生労働省》 |
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中心的役割や、意思決定の質、患者教育の重要性については、十分に言語化されない
まま残されてきたと考えられる。
しかし現在、精神科医療の中心的な提供の場は、明らかに外来診療へと移行してい
る。今後は、入院医療に続き、外来診療の質そのものを正面から問い直す段階に入っ
ている。
9.精神科外来診療におけるアウトカム評価と患者満足度の位置づけ
精神科外来診療の良質化を検討するにあたっては、診療行為や説明の実施状況とい
ったプロセス評価にとどまらず、その結果として当事者の経験や生活にどのような変
化が生じているかという観点から、アウトカムを捉える視点が重要となる。
精神科領域におけるアウトカムは、症状の改善や通院継続の有無のみで十分に把握
できるものではない。当事者が治療の意味や目的をどのように理解し、意思決定にど
の程度主体的に関与できているか、医療と生活とをどのように結びつけられているか
といった経験の変化を含めて捉える必要がある。
一方で、
「患者満足度」は、精神科外来診療における安心感や関係性の質を反映する
主観的指標として一定の重要性を有する。しかし、精神疾患の特性上、病状や情報
量、判断条件は当事者ごとに大きく異なり、すべての当事者が総合的・客観的な視点
から満足度を評価できるとも言い難い。
このため、患者満足度をもって医療の成果を単独で評価することには限界がある。
こうした特性を踏まえ、精神科外来診療においては、患者満足度をアウトカムその
ものとして位置づけるのではなく、当事者が医療に安心して関われているか、医療者
との関係性が良質に保たれているかといった、アウトカムが成立するための前提条件
や関係性の健全度を把握するための「補助的指標」として位置づけることが妥当であ
ると考えられる。
具体的なアウトカム指標の設計については、当事者の多様な経験を過度に単純化す
ることのないよう十分に留意しつつ、今後、当事者、行政、研究者、実践者が協働し
て検討していくことが求められる。
10.論点整理としての結論
以上を踏まえ、今後検討すべき論点は以下に集約される。
精神科外来診療における「良質さ」とは何か
自立支援医療という公費医療において、治療成果をどのように捉えるか
精神科外来診療における意思決定の質をいかに高めるか
共同意思決定を成立させるための患者教育・支援の在り方
医療中断という意思決定を尊重しつつ、健康や生活を守るためのフォローをど
のように位置づけるか
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まま残されてきたと考えられる。
しかし現在、精神科医療の中心的な提供の場は、明らかに外来診療へと移行してい
る。今後は、入院医療に続き、外来診療の質そのものを正面から問い直す段階に入っ
ている。
9.精神科外来診療におけるアウトカム評価と患者満足度の位置づけ
精神科外来診療の良質化を検討するにあたっては、診療行為や説明の実施状況とい
ったプロセス評価にとどまらず、その結果として当事者の経験や生活にどのような変
化が生じているかという観点から、アウトカムを捉える視点が重要となる。
精神科領域におけるアウトカムは、症状の改善や通院継続の有無のみで十分に把握
できるものではない。当事者が治療の意味や目的をどのように理解し、意思決定にど
の程度主体的に関与できているか、医療と生活とをどのように結びつけられているか
といった経験の変化を含めて捉える必要がある。
一方で、
「患者満足度」は、精神科外来診療における安心感や関係性の質を反映する
主観的指標として一定の重要性を有する。しかし、精神疾患の特性上、病状や情報
量、判断条件は当事者ごとに大きく異なり、すべての当事者が総合的・客観的な視点
から満足度を評価できるとも言い難い。
このため、患者満足度をもって医療の成果を単独で評価することには限界がある。
こうした特性を踏まえ、精神科外来診療においては、患者満足度をアウトカムその
ものとして位置づけるのではなく、当事者が医療に安心して関われているか、医療者
との関係性が良質に保たれているかといった、アウトカムが成立するための前提条件
や関係性の健全度を把握するための「補助的指標」として位置づけることが妥当であ
ると考えられる。
具体的なアウトカム指標の設計については、当事者の多様な経験を過度に単純化す
ることのないよう十分に留意しつつ、今後、当事者、行政、研究者、実践者が協働し
て検討していくことが求められる。
10.論点整理としての結論
以上を踏まえ、今後検討すべき論点は以下に集約される。
精神科外来診療における「良質さ」とは何か
自立支援医療という公費医療において、治療成果をどのように捉えるか
精神科外来診療における意思決定の質をいかに高めるか
共同意思決定を成立させるための患者教育・支援の在り方
医療中断という意思決定を尊重しつつ、健康や生活を守るためのフォローをど
のように位置づけるか
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