よむ、つかう、まなぶ。
【資料2】小阪構成員提出資料 (1 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74300.html |
| 出典情報 | 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第14回 7/6)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会
第 14 回(令和 8 年 7 月 6 日)
資料2
令和 8 年 7 月 6 日
精神科外来診療の良質化に関する論点整理
一般社団法人
日本メンタルヘルスピアサポート専門員研修機構
小阪
和誠
1.問題意識の背景
精神科医療は、入院医療中心の構造から、地域生活を支える医療への転換を進めて
きた。その方向性は、「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するため
の指針」(平成 26 年厚生労働省告示第 65 号)においても明確に示されている。
一方で、現行の精神科医療提供体制において、実際に最も多くの精神障害者が日常
的に接している医療形態は、精神科外来診療である。精神科外来は、初診から長期経
過、回復過程、地域生活の継続に至るまで、精神科医療全体を支える中核的な役割を
担っている。
精神科外来診療は、多くの場合、主治医と当事者が定期的に向き合う場として継続
され、治療の開始から症状の変動、回復過程や生活上の節目に至るまで、断続的に関
係が積み重ねられていく医療である。そのため、外来診療の「良質さ」は、個々の診
察場面の質にとどまらず、時間を通じて治療の意味や目標がどのように共有・更新さ
れていくかという連続性の観点からも捉えられる必要がある。
にもかかわらず、同指針においては、精神科入院医療に比して、精神科外来診療その
ものの質や構造、意思決定の在り方についての記述量や具体性は相対的に少ない。
本論点整理は、この点を踏まえ、精神科外来診療の良質化を政策的検討課題として
正面から位置づけ、共有することを目的とする。
さらに、これらの論点はいずれも、精神科外来診療における当事者と医療者との関
係性の質と密接に関わるものであり、個別の診療行為のみならず、関係性そのものの
在り方をどのように捉えるかという観点からも整理される必要がある。
2.指針に示された理念と、外来診療の位置づけ
同指針の前文および基本理念では、
精神障害者の自立および社会参加の促進
精神障害者本位の医療の実現
インフォームド・コンセントの理念
ピアサポートの促進
地域生活を支える医療への転換
といった方向性が示されている。
1
第 14 回(令和 8 年 7 月 6 日)
資料2
令和 8 年 7 月 6 日
精神科外来診療の良質化に関する論点整理
一般社団法人
日本メンタルヘルスピアサポート専門員研修機構
小阪
和誠
1.問題意識の背景
精神科医療は、入院医療中心の構造から、地域生活を支える医療への転換を進めて
きた。その方向性は、「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するため
の指針」(平成 26 年厚生労働省告示第 65 号)においても明確に示されている。
一方で、現行の精神科医療提供体制において、実際に最も多くの精神障害者が日常
的に接している医療形態は、精神科外来診療である。精神科外来は、初診から長期経
過、回復過程、地域生活の継続に至るまで、精神科医療全体を支える中核的な役割を
担っている。
精神科外来診療は、多くの場合、主治医と当事者が定期的に向き合う場として継続
され、治療の開始から症状の変動、回復過程や生活上の節目に至るまで、断続的に関
係が積み重ねられていく医療である。そのため、外来診療の「良質さ」は、個々の診
察場面の質にとどまらず、時間を通じて治療の意味や目標がどのように共有・更新さ
れていくかという連続性の観点からも捉えられる必要がある。
にもかかわらず、同指針においては、精神科入院医療に比して、精神科外来診療その
ものの質や構造、意思決定の在り方についての記述量や具体性は相対的に少ない。
本論点整理は、この点を踏まえ、精神科外来診療の良質化を政策的検討課題として
正面から位置づけ、共有することを目的とする。
さらに、これらの論点はいずれも、精神科外来診療における当事者と医療者との関
係性の質と密接に関わるものであり、個別の診療行為のみならず、関係性そのものの
在り方をどのように捉えるかという観点からも整理される必要がある。
2.指針に示された理念と、外来診療の位置づけ
同指針の前文および基本理念では、
精神障害者の自立および社会参加の促進
精神障害者本位の医療の実現
インフォームド・コンセントの理念
ピアサポートの促進
地域生活を支える医療への転換
といった方向性が示されている。
1