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【資料2】小阪構成員提出資料 (2 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74300.html |
| 出典情報 | 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第14回 7/6)《厚生労働省》 |
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これらはいずれも、精神科外来診療を主たる舞台とせずして実現し得ない理念であ
る。精神科外来診療は、症状を一時的に抑える場ではなく、治療目標を当事者と共有
し、回復のプロセスを共に確認しながら、地域生活や社会参加へと接続していく起点
であるべきと考えられる。
なお、インフォームド・コンセントは、説明と同意を通じて当事者の権利を守るた
めの基本的かつ不可欠な理念である。一方でそれは、医療行為の正当性や最低限の安
全性を担保するための前提条件であり、精神科外来診療の質そのものを十分に評価・
担保する概念とは必ずしもいえない。
3.自立支援医療と外来診療の公共性
精神科外来診療の多くは、自立支援医療(精神通院医療)によって支えられてい
る。自立支援医療は、自己負担が大きく軽減され、公費の支援を付与した形で医療が
なされる制度である。
これは、精神科外来診療が、
・個人が私的に選択する医療
という観点だけではなく、
・社会が回復可能性を支える公共的医療
という性格を有していることを意味する。
したがって、自立支援医療の下で提供される精神科外来診療においては、単に「通
院が継続していること」や「説明と同意がなされていること」をもって十分とするの
ではなく、
治療目標が明確に共有されているか
治療の意味や選択肢が理解され、納得されているか
当事者の主体性や自己理解が深まっているか
地域生活や社会参加につながっているか
といった観点から、医療の成果や質を捉える必要がある。
なお、これらの課題は医療のみで完結するものではなく、生活環境や社会的支援、
地域との関係性といった要素とも密接に関連しており、精神科外来診療の質は、医療
と生活とがどのように接続されているかという観点からも捉えられる必要がある。
4.精神科外来診療における意思決定の質と共同意思決定(SDM)
精神科外来診療は、治療が長期化しやすく、診療が惰性的に継続される構造的リス
クを有している。その背景には、
医師主導の意思決定構造
治療目標が十分に言語化されないままの診療継続
治療選択肢に関する情報の非対称性
2
る。精神科外来診療は、症状を一時的に抑える場ではなく、治療目標を当事者と共有
し、回復のプロセスを共に確認しながら、地域生活や社会参加へと接続していく起点
であるべきと考えられる。
なお、インフォームド・コンセントは、説明と同意を通じて当事者の権利を守るた
めの基本的かつ不可欠な理念である。一方でそれは、医療行為の正当性や最低限の安
全性を担保するための前提条件であり、精神科外来診療の質そのものを十分に評価・
担保する概念とは必ずしもいえない。
3.自立支援医療と外来診療の公共性
精神科外来診療の多くは、自立支援医療(精神通院医療)によって支えられてい
る。自立支援医療は、自己負担が大きく軽減され、公費の支援を付与した形で医療が
なされる制度である。
これは、精神科外来診療が、
・個人が私的に選択する医療
という観点だけではなく、
・社会が回復可能性を支える公共的医療
という性格を有していることを意味する。
したがって、自立支援医療の下で提供される精神科外来診療においては、単に「通
院が継続していること」や「説明と同意がなされていること」をもって十分とするの
ではなく、
治療目標が明確に共有されているか
治療の意味や選択肢が理解され、納得されているか
当事者の主体性や自己理解が深まっているか
地域生活や社会参加につながっているか
といった観点から、医療の成果や質を捉える必要がある。
なお、これらの課題は医療のみで完結するものではなく、生活環境や社会的支援、
地域との関係性といった要素とも密接に関連しており、精神科外来診療の質は、医療
と生活とがどのように接続されているかという観点からも捉えられる必要がある。
4.精神科外来診療における意思決定の質と共同意思決定(SDM)
精神科外来診療は、治療が長期化しやすく、診療が惰性的に継続される構造的リス
クを有している。その背景には、
医師主導の意思決定構造
治療目標が十分に言語化されないままの診療継続
治療選択肢に関する情報の非対称性
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