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(別添2)安全性速報(ブルーレター) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000073061_00034.html
出典情報 「タブネオスカプセル 10mg」投与患者における重篤な肝機能障害に関する注意喚起について(5/21)《厚生労働省》
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[胆管消失症候群の概要1(軽快例)]
患者背景
性別・年齢
・体重
女性
70 代
34.4 kg

経過及び処置

使用理由
[合併症]
多発血管炎性肉芽腫症
(寛解導入)
[高血圧]
[変形性脊椎症]
[突発性難聴]

投与 1 日目

本剤投与開始(30mg×2/日)。

投与 1 ヵ月弱

倦怠感などの自覚はあったが自宅で様子をみていた。

投与 34 日目
(発現日、投与中止日)

ビリルビンや肝胆道系酵素の上昇があり、薬剤性肝障害が疑
われた。黄疸、倦怠感あり。本剤、スルファメトキサゾー
ル・トリメトプリムの投与中止。
ビリルビン上昇が続いており、黄疸も著明であった。薬剤性
肝障害に対し、ウルソデオキシコール酸 900mg/日投与開始。
造影 CT では胆道に拡張は見られず、肝腫大は改善。
肝生検実施。
上記病態に対し、強力ネオミノファーゲンシー60mL/日投与
開始。
高ビリルビン状態(総ビリルビン 23.0 mg/dL)が遷延するた
め、単純血漿交換施行(FFP24 単位)。有害事象なく終了。
総ビリルビン 23.0→16.3 mg/dL と血漿交換で改善。黄疸、掻
痒感も多少軽快。
(肝生検結果)肝細胞ないし毛細胆管に胆汁うっ滞の所見が
みられる。門脈域にはリンパ球主体の炎症細胞浸潤がみら
れ、小葉間胆管の消失と細胆管反応がみられる。病歴を加味
すると、胆汁うっ滞型の薬物性肝障害に相当する所見で、小
葉間胆管の消失像がみられる点からは、胆管消失症候群の病
態が示唆される。腫瘍性病変は指摘できず、悪性を示唆する
所見は認めない。
肝生検結果を基に胆管消失症候群と診断。
プレドニゾロン30mg/日は薬剤性肝障害への治療も兼ねて継
続していたが、20mg/日へ減量。単純血漿交換施行(FFP24単
位)。有害事象なく終了。
血漿交換で総ビリルビン 16.3→8.2mg/dL まで改善。黄疸や掻
痒感、倦怠感も軽快傾向。
総ビリルビンは更に改善し、強力ネオミノファーゲンシーの
投与中止。ウルソデオキシコール酸のみ継続。
プレドニゾロン 15mg/日に減量。
総ビリルビン 2.4mg/dL まで改善。翌日よりウルソデオキシコ
ール酸を 900mg→300mg/日に減量。
胆管消失症候群は軽快。

発現 6 日目
発現 8 日目

発現 10 日目
発現 13 日目
発現 15 日目

発現 16 日目
発現 17 日目

発現 20 日目
発現 23 日目
発現 32 日目
発現 37 日目
発現 2 ヵ月弱
臨床検査値
検査項目

単位

AST

[IU]/L

ALT

[IU]/L

投与 14 日目

発現 4 日目

発現 8 日目

17

投与 34 日目
(発現/中止日)
215

発現 13 日目

発現 23 日目

発現 37 日目

174

15

635

401

119

57

29

24

345

122

50

30

γ-GTP

[IU]/L

29

1126

1339

1373

316

278

361

ALP

[IU]/L

71

536

487

537

202

188

243

総ビリルビン

mg/dL

-

5.5

9.9

23.8

16.3

6.3

2.4

-:データなし
併用薬(被疑薬):スルファメトキサゾール・トリメトプリム、プレドニゾロン、アルファカルシドール、ボノプラザンフマル酸
塩、アムロジピンベシル酸塩、レンボレキサント、アムホテリシンB

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