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医薬品経腸栄養剤適正使用指針 (4 ページ)

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出典情報 医薬品経腸栄養剤適正使用指針 公表(5/8)《日本栄養治療学会、日本在宅医療連合学会、日本老年医学会、日本サルコペニア・フレイル学会》
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を行っている患者
• 悪液質や疾患に伴う慢性的な炎症により、通常の食事のみでは栄養改善が困難な患者
• 炎症性腸疾患・膵疾患など消化吸収に問題のある患者
• 重症心身障害児(者)など長期にわたる栄養管理が必要な患者
• 拒食症や加齢に伴う食思不振(Anorexia of aging)など摂食障害の患者、リフィーディングシン
ドロームのおそれのある患者
• 多臓器不全の患者
• 併用薬との相互作用が懸念される患者
• 過去に経腸栄養製品で副作用の生じたことのある患者
医薬品経腸栄養剤の処方に際しては、上述の疾患名あるいは病態像とともに、特定の栄養成分につ
いて食事指導のみでは十分な栄養補給または制限が不十分であると判断した旨、あるいは用法用量
の指導を要する旨の詳記を推奨する。
3-3-5. 添付文書上「特定の背景を有する患者に関する注意」に記載されている患者
添付文書上、以下の背景を有する患者は、医師・薬剤師が投与する栄養剤の成分を十分に理解し
たうえで適切な用法・用量の指導を行う必要がある対象であり、3-3-4 と同様の理由により食品で
は疾患・病態が悪化するリスクがあるケースが考えられる。
• 重症心不全患者(悪心、嘔吐、下痢を合併している心不全患者を除く):しばしば脂肪吸収障害
がみられる。
• 短腸症候群などの高度の腸管機能障害を有する患者:下痢を起こすおそれがある。
• 急性膵炎の患者(ツインライン NF 配合経腸用液では禁忌):膵炎が増悪するおそれがある。
• 糖代謝異常の患者(重症糖尿病はイノラス配合経腸用液、エネーボ配合経腸用液、ツインライン
NF 配合経腸用液、ラコール NF 配合経腸用液では禁忌):高血糖になるおそれがある。
• 水分の補給に注意を要する患者(昏睡状態の患者、意識不明の患者、口渇を訴えることのできな
い患者、高熱を伴う患者、重篤な下痢など著しい脱水状態の患者、腎障害のある患者):脱水状
態になる、又は脱水状態が悪化するおそれがある。
• 甲状腺機能低下症の患者:症状を悪化させるおそれがある。
• 腎障害の患者(たん白質や電解質の厳密な制限が必要な急性腎炎、ネフローゼ、腎不全末期の患
者を除く):血清カリウムや BUN が上昇することがある。
• 妊娠 3 カ月以内又は妊娠を希望する女性:ビタミン A の投与量に留意する必要がある。
• 妊婦:治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
• 授乳婦:治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討する
• 小児等:肝機能・腎機能が未発達であり、投与量、投与濃度、投与速度に注意して投与する必要
がある。
• 高齢者:一般に生理機能が低下しており、投与量、投与濃度、投与速度に注意して投与する必要
がある。
医薬品経腸栄養剤の処方に際しては、上述の疾患名あるいは病態像とともに、食事指導のみでは
コロン以降に記載の注意すべき事項の遵守あるいはリスク管理が不十分であると判断した旨の詳記
を推奨する。なお、製品により禁忌が異なるため、処方時には添付文書情報を十分に確認すること