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医薬品経腸栄養剤適正使用指針 (2 ページ)

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出典情報 医薬品経腸栄養剤適正使用指針 公表(5/8)《日本栄養治療学会、日本在宅医療連合学会、日本老年医学会、日本サルコペニア・フレイル学会》
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エンシュア・リキッド(1988 年 6 月、アボットジャパン合同会社)
エンシュア・H(1995 年 6 月、アボットジャパン合同会社)
ツインライン NF 配合経腸用液(2011 年 5 月、イーエヌ大塚製薬株式会社)
ラコール NF 配合経腸用液(2011 年 5 月、イーエヌ大塚製薬株式会社)
3. 医薬品経腸栄養剤を使用することが考慮される患者像
3-1.

手術患者
手術侵襲は身体に対して大きなストレスを与え、エネルギーやタンパク質の需要が増加すること
に加え、創傷治癒にもタンパク質や各種微量栄養素が必要となる。近年入院期間の短縮化が求めら
れる中、手術前および手術侵襲からの回復途上で退院する場合には退院後も効率的に栄養補給を行
うために医薬品経腸栄養剤の処方が検討される。

3-1-1. 術前
術前からの周術期栄養管理は、特に低栄養や低栄養のリスクのある患者、サルコペニアを合併す
る患者において、合併症、入院期間および死亡率を減少させることが知られており、手術までの限
られた期間で栄養状態を改善させるため、ONS が検討される。術前に医薬品経腸栄養剤を処方す
る場合は、「必要な栄養を食事により摂取することが困難な患者である場合その他これに準ずる場
合」として、手術に向けて栄養介入が必要と判断した経緯等の症状詳記を記載することを推奨す
る。
3-1-2. 術後
手術侵襲からの回復に要する期間は、手術自体の侵襲の程度に加えて年齢や併存疾患の有無、手
術前の栄養状態等、患者個々で異なるため、医薬品経腸栄養剤の必要性や処方すべき期間につい
て、手術の種類毎に一様に論じることは困難である(低侵襲とされるアプローチ・術式であって
も、術後の栄養状態や体重減少などについては、従来のアプローチに比較して必ずしも軽減され
ず、医薬品経腸栄養剤が必要な患者が存在する)。従って、本指針では手術毎に医薬品経腸栄養剤の
必要性・処方期間については言及しないが、経口摂取不足や、体重減少、栄養状態の低下が数か月
以上持続することがあり、手術後の栄養補給を目的とした医薬品経腸栄養剤による ONS が行われ
ることが多い。
一方、消化器や頭頚部等の手術においては、消化吸収能の低下、消化管ホルモンの分泌量低下に
よる食欲不振、器質的な摂食嚥下機能障害の合併、術後補助治療に伴う食事摂取量の低下、術後合
併症等、諸種の理由により栄養状態の低下が長期間に亘ることも少なくなく、したがって ONS を
必要とする期間も 1 年以上に及ぶこともある。通知では手術後患者への処方で記載が必要となる事
項は手術年月日のみのため、併存疾患や術後合併症、術後補助治療等の二次的な事由による栄養状
態の低下に対して長期間医薬品経腸栄養剤を処方する場合は、「必要な栄養を食事により摂取する
ことが困難な患者である場合その他これに準ずる場合」として症状詳記を記載して処方することも
検討すべきである。
3-2.

経管栄養患者
胃瘻、腸瘻、食道瘻、経鼻胃管等の経管栄養患者に対して投薬の部で医薬品経腸栄養剤を処方す
る場合には、直近の造設、挿入またはカテーテル交換の年月日を記載する必要がある。造設・挿