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○在宅(その4)について-4-2 (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00118.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第495回  11/10)《厚生労働省》
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外来(医科)から在宅医療、在宅歯科医療への移行(事例)②
【事例2】94歳男性
【病名】誤嚥性肺炎後 要介護2
【既往歴】
90歳 誤嚥性肺炎
92歳 圧迫骨折
93歳 血小板減少(原因不明)
94歳 帯状疱疹
最近転倒することが増え、内科への通院が困難
と判断され、在宅医療へ移行となる。
その際、誤嚥性肺炎の既往があることを踏まえ、
歯科訪問診療を依頼される。

【歯科受診後の経過】
歯科訪問診療で、食形態指導および月2回の摂
食機能障害に対する指導・訓練と義歯調整を開
始。
現在、在宅医療を担当する医師やケアマネー
ジャー、訪問言語聴覚士等と情報を共有しながら
歯科訪問診療を継続中。
東京歯科大学口腔健康科学講座
摂食嚥下リハビリテーション研究室 ご提供資料

【事例3】59歳男性
【病名】パーキンソン病、肺癌
【既往歴】
50歳〜 ・歩行時の転倒、手指の不随意運動を自覚
52歳 ・A病院にてパーキンソン病の診断
59歳〜 ・通院が困難となり、在宅医療へ移行、嚥下機能や認知機能
低下もあり胃瘻造設。
・A病院の地域連携室からかかりつけの歯科診療所に歯科訪
問診療の依頼があるも対応不可あったため、対応可能な歯
科診療所において、歯科訪問診療開始。
60歳 ・A病院にて肺がんの診断。
61歳 ・経口摂取について家族から要望があり、開始
62歳 ・肺癌のため自宅にて逝去
【歯科受診後の経過】
59〜60歳まで
口腔衛生の管理,う蝕治療,歯周病の管理など通常の歯科診療を
実施。胃瘻造設後は非経口摂取であった。
60歳 肺癌および余命宣告をされたことが契機となり、家族よりQOL向
上のために経口摂取再開の希望・相談があり、摂食機能障害に対す
る指導・訓練を実施、少量ではあるが経口摂取が可能となった。半年
程、ご家族や訪問看護師とともに少量の経口摂取継続
62歳 肺癌のため自宅にて逝去
昭和大学歯学部スペシャルニーズ口腔医学講座口腔衛生学部門 ご提供資料

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