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2022年_全国がん登録罹患数・率報告書 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_68547.html
出典情報 「2022年全国がん登録罹患数・率報告」の結果について(1/14)《厚生労働省》
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2) 死亡者情報票における「原死因」選択
WHO は原死因を次のように定義している。
①直接に死亡を引き起こした一連の事象の起因となった疾病又は損傷
②致命傷を負わせた事故又は暴力の状況
また、原死因を選択するために、WHO は死亡診断書の国際様式及び原死因の選択手順を定
め加盟各国に勧告しており、我が国もこれを基本としている。死亡診断書の様式においては、
死亡の原因を記載する欄が I 欄と II 欄に分かれており、I 欄には直接死因のみならず、そ
の原因となった一連の病態について記載し、II 欄には死亡に寄与したが、直接的に死亡を
引き起こした疾病又は病態には関連しなかったその他の重要な病態を記載することとなっ
ている。
原死因の選択手順には原死因選択のための複雑なルールが規定されている。死因となる
傷病名が一つだけ記載されている場合には、その傷病名の属する分類が原死因となりうる。
二つ以上の傷病名が記載されている場合で、I 欄の一番上に直接死因の傷病名が記載され、
その下欄に原因となった傷病名が因果関係の順番に正しく記載されている場合は、I 欄の最
下欄に記載された疾病又は損傷の属する分類が原死因と考えられる。しかし死亡の状況は
死亡者によって異なるため記載状況は多様であり、原死因の選択にあたっては、傷病名の組
み合わせ、記載された位置や欄、合併症や手術・解剖の記載及び死亡の場所や死亡の状況等
の全ての記載事項を確認した上で、それぞれの状況に該当する原死因の選択手順を判断・適
用し、最終的な原死因を決定している。こうして決定された原死因に基づいて、全国がん登
録では、がんを原死因とする死亡者情報票を C 票として、患者に死亡日と死因を付与すると
共に、がん罹患情報の補完に活用し、がん以外を原死因とする死亡者情報票を NC 票として
患者に死亡日と死因を付与して、処理を行っている。
3) 同一患者の照合及び同定
全国がん登録では、新たに届出された患者が、全国がん登録データベースに既に登録され
ているか、初めて登録されるのかを照合及び同定し、その結果に基づき各患者に一番号の個
人識別番号を付与している。全国がん登録システムでは、漢字氏、漢字名、生年月日、住所
の 4 指標の組み合わせ 20 種類を用いて、全国がん登録データベースに既に登録されている
かを照合し、病院コード+診療録番号、死亡日、腫瘍の局在、カナ氏名、性別、病院コード、
住所の大字までが一致の 7 指標を参考に、同一人物として同定している。
4 指標の組み合わせ 20 種類のうち、いずれか一つでも一致があれば同一人物候補、一つ
も一致しなければ同一人物候補はいないとする。
同一人物候補から同定するとき、部分的に自動判定を導入している。4 つの指標と 7 つの
参考指標に対して数値による重み付けを行うことで、一致した指標の重みの合計数によっ
て、自動的に同一人物とする、自動的に同一人物ではないとする、人が見て同一人物か判定
する、かの場合分けで判断する仕組みを導入している。

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