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【資料2】一社流通における情報提供等の実施状況について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67111.html
出典情報 医療用医薬品の流通改善に関する懇談会(第41回 12/15)《厚生労働省》
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医療機関・薬局へのアンケート結果について
設問3の結果①
○ 一社流通全般について質問したところ、以下の3つの懸念等を示した意見が散見された。

1 安定供給への懸念を示す意見
2 一社流通品の情報提供不足への意見
3 価格交渉が困難になることへの意見
(主な意見)
1 安定供給への懸念について
・ 一社流通は、特殊な医薬品の安定流通に寄与している印象を受けるが、その流通経路が何らかの理由で使用不能と
なった場合は、どのようにして医薬品を入手すればよいのか不安である。
・ 使用頻度の少ない医薬品等で安定供給のための手段として、医薬品を取り扱う卸を1社にして、運用を円滑にするこ
とはいいことだと思うが、全品目を1社にすることは、市場のバランスがくずれることやその卸が不安定になった際
のリスクを考えると望ましくない。
・ 災害時には、医薬品卸の営業所や倉庫等も被災することが考えられる。道路も寸断され県外からの輸送ルートにも
影響が出た場合、選択肢が一つしか無ければ医薬品を患者に供給することができない。有事の際にも安定供給が確
保できるためには複数の選択肢が必要と思う。
・ その1社が供給不安定になると薬剤がなかった場合に確保ができなくなる。数社流通があれば普段取引をしていな
い卸売業者にも声をかけられ薬剤を確保することができる。
・ 一社流通を担当する卸によっては、緊急時の対応(夜間・休日の対応)をしてもらえず、やむを得ず他の医薬品に変え
ることがあった。
ほとんどが災害発生時等を想定した安定供給への影響を不安視する意見

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