医療機関・薬局へのアンケート結果について
設問２の結果
○ 一社流通が原因で、診療や投薬、処方に支障を及ぼした事例について、主な具体的な回答は以下の通りであった。
（一社流通に起因すると考えられる事例）
・ どこの卸が取扱っているかわからず、取引のある全卸に確認した。取引可能な卸を探すのに時間を要したため、患者
に迷惑を掛けた。
・ 当該卸とはそれまで取引が無かったが、一社流通のため新たに契約を結んだ。その為、納品になるまでに時間を要
し、その間は当該医薬品が処方されている処方箋を受け付けることができなかった。
一社流通品を取り扱っている卸の探索や新たな卸との契約手続に時間要することが原因と考えられるのではないか
（複合的な要因が関係していると考えられる事例）
・ かなりの高額であり一社流通先の卸にもあまり在庫をしていないのか、急配依頼した際に必要量の一部しか入っこ
ず一部欠品になってしまうことがある。
・ 「当卸には在庫たくさん置いてある」と言われていたが発注すると「他院でも一杯出たので全部は無理。一部、後日届
ける。」との返事。各病棟に連絡し、やりくりして繋いだ。
・ 「至急の対応します」との話だったが、いざ至急発注をかけると「すぐに届けるのは難しい」との返事がきた。
・ 通常の納品は１週間かかるが、緊急時は２～３日で納品できる運用を製薬メーカーが構築していた。しかし、流通担当
卸と製薬メーカーの情報共有が不十分で緊急時の対応がされなかった。結果的に必要時入手できず、通常の連日投
与ができなかった。
いずれも一社流通品に起因する事象と特定することは難しいのではないか
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