よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


○外来(その2)について-1 (62 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00109.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第491回  10/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

耳鼻咽喉科診療についての課題(小括)
(耳鼻咽喉科診療について)
・外来における疾患別の推計患者数のうち、耳鼻咽喉科領域の疾患においては、その他の急性上気道感染症、急性
咽頭炎及び急性扁桃炎、アレルギー性鼻炎、中耳炎等が多い。
・耳鼻咽喉科領域の領域別の処置の算定回数を見ると、「耳処置」「耳管処置」「鼻処置」「ネブライザー」「口
腔、咽頭処置」「間接喉頭鏡下口頭処置」等が多い。
・耳・鼻・咽頭・喉頭領域は、解剖学的・機能的に密接に関連しており、そのため、複数の領域に渡って複数の処
置を実施することがあり、例えば、小児の急性中耳炎においては呼吸器感染症、特に鼻副鼻腔感染症に続発する
ことが知られ、鼻処置の有用性を指摘されている。
・「耳処置」「鼻処置」「口腔、咽頭処置」を実施している場合に、当該領域に加え、別の領域の耳鼻咽喉科処置
を組み合わせて実施している実態がみられた。
・小児科外来診療料及び小児かかりつけ診療料において、抗菌薬の適正使用に関する患者・家族の理解向上に資す
る診療を評価する小児抗菌薬適正使用支援加算が平成30年に新設された。
・内服抗菌薬の処方は、小児科と並んで耳鼻咽喉科で多く、超広域抗菌薬の処方が少なくない。また、内服抗菌薬
の処方は、1-5歳、特に、1歳台に多く処方されている。
・急性中耳炎や急性副鼻腔炎の軽症例の治療においては、抗菌薬非投与がガイドラインで推奨されている。

62