よむ、つかう、まなぶ。
【資料1-2】日本アレルギー友の会提出資料 (11 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66117.html |
| 出典情報 | 社会保障審議会 医療保険部会(第204回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
あおぞら647号(2025年(令和7年)10月1日)
アトピー性皮膚炎治療の現在 九州大学皮膚科教授 中原 剛士
明らかになってきたアトピー性皮膚炎の病態
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能異常(かさかさ)と炎症・免疫応答
異常(赤み、ぶつぶつ)、さらにはかゆみとひっかきが相互に関係しながら
発症し経過します。したがって治療は、①皮膚の乾燥に対する保湿スキンケ
ア、②炎症(赤みやぶつぶつなど)に対するステロイド外用薬を中心とした
抗炎症外用薬の外用、そして、③悪化因子の検索とその対策が基本(後略)
病態に基づく新規治療薬
アトピー性皮膚炎の病態に密接に関わるサイトカインがわかってきたことで、
それらをターゲットにした新規全身治療薬が数多く登場してきました。それ
らは大きく分けると、前述のサイトカインをほぼピンポイントで抑える抗体
製剤(注射薬)と、それらのサイトカインが機能を発揮するための‘情報伝達
経路(J AK-STAT経路)を遮断する低分子化合物(内服薬)です。(後略)
新規治療槃も含めたガイドラインに沿った治療
新しいガイドラインにおける診断治療アルゴリズムでは、しっかりと診断を
確定し重症度を把握した上で、患者さんに病気や治療日標についてしっかり
説明し、共有することが菫要とされています。(中略)主治医としっかり相
談し、自分に合った治療薬を主治医とともに選択すること、そして一緒に治
療ゴールを目指して治療を実践することが何よりも菫要です。
Japan Allergy Tomono Kai
11
アトピー性皮膚炎治療の現在 九州大学皮膚科教授 中原 剛士
明らかになってきたアトピー性皮膚炎の病態
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能異常(かさかさ)と炎症・免疫応答
異常(赤み、ぶつぶつ)、さらにはかゆみとひっかきが相互に関係しながら
発症し経過します。したがって治療は、①皮膚の乾燥に対する保湿スキンケ
ア、②炎症(赤みやぶつぶつなど)に対するステロイド外用薬を中心とした
抗炎症外用薬の外用、そして、③悪化因子の検索とその対策が基本(後略)
病態に基づく新規治療薬
アトピー性皮膚炎の病態に密接に関わるサイトカインがわかってきたことで、
それらをターゲットにした新規全身治療薬が数多く登場してきました。それ
らは大きく分けると、前述のサイトカインをほぼピンポイントで抑える抗体
製剤(注射薬)と、それらのサイトカインが機能を発揮するための‘情報伝達
経路(J AK-STAT経路)を遮断する低分子化合物(内服薬)です。(後略)
新規治療槃も含めたガイドラインに沿った治療
新しいガイドラインにおける診断治療アルゴリズムでは、しっかりと診断を
確定し重症度を把握した上で、患者さんに病気や治療日標についてしっかり
説明し、共有することが菫要とされています。(中略)主治医としっかり相
談し、自分に合った治療薬を主治医とともに選択すること、そして一緒に治
療ゴールを目指して治療を実践することが何よりも菫要です。
Japan Allergy Tomono Kai
11