よむ、つかう、まなぶ。
資料1 全国がん登録及び院内がん登録における届出項目等に係る検討について<公開> (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60625.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 がん登録部会(第32回 8/4)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
(参考)日本がん登録協議会からの提言書抜粋(TNM分類の追加)
日本のがん登録のさらなる進展のための日本がん登録協議会(JACR)からの提言書(抜粋)
提案の具体的な内容
UICC TNM 分類は、地域がん登録時代には進展度の確認として必須項目ではない形で収集されていましたが、全国
がん登録では収集されていません。(院内がん登録では収集されています。)ただ、国際的には腫瘍の大きさ、転移リ
ンパ節の個数や大きさについても重要な予後因子となるため、生存率解釈のためにUICC TNM 分類や小児がんToronto
分類を収集している住民ベースがん登録も多くあります。そのため、UICC TNM 分類を院内がん登録などにより収集
している医療機関や、今後は届出が可能な医療機関からは全国がん登録にUICC TNM 分類の届出を可能にすることを
提案します。
UICC TNM 分類の登録には専門的な知識が必要なだけでなく、診療録に明確な記録がない場合は不明や誤分類が多
くなり、データ品質が低下します。そのため、都道府県がん登録室においてUICC TNM分類の品質を管理するための情
報(臨床情報、病理情報)を積極的に収集する仕組みも同時に構築することが望まれます。
また、UICC TNM 分類は定義の厳格性を満たしているものの、情報取得の機会均等性は満たされていないため、診
療所などの小規模医療機関からの収集は困難です。
今後、UICC TNM 分類の届出が可能な医療機関の増加を図り、データ品質を確保しながら悉皆性を向上させるため
に、小規模医療機関等での不明や誤分類の発生頻度を把握する調査の実施も提案します。
日本のがん登録のさらなる進展のための日本がん登録協議会(JACR)からの提言書(抜粋)
提案の具体的な内容
UICC TNM 分類は、地域がん登録時代には進展度の確認として必須項目ではない形で収集されていましたが、全国
がん登録では収集されていません。(院内がん登録では収集されています。)ただ、国際的には腫瘍の大きさ、転移リ
ンパ節の個数や大きさについても重要な予後因子となるため、生存率解釈のためにUICC TNM 分類や小児がんToronto
分類を収集している住民ベースがん登録も多くあります。そのため、UICC TNM 分類を院内がん登録などにより収集
している医療機関や、今後は届出が可能な医療機関からは全国がん登録にUICC TNM 分類の届出を可能にすることを
提案します。
UICC TNM 分類の登録には専門的な知識が必要なだけでなく、診療録に明確な記録がない場合は不明や誤分類が多
くなり、データ品質が低下します。そのため、都道府県がん登録室においてUICC TNM分類の品質を管理するための情
報(臨床情報、病理情報)を積極的に収集する仕組みも同時に構築することが望まれます。
また、UICC TNM 分類は定義の厳格性を満たしているものの、情報取得の機会均等性は満たされていないため、診
療所などの小規模医療機関からの収集は困難です。
今後、UICC TNM 分類の届出が可能な医療機関の増加を図り、データ品質を確保しながら悉皆性を向上させるため
に、小規模医療機関等での不明や誤分類の発生頻度を把握する調査の実施も提案します。