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抗菌性物質製剤(メロペネム及びバンコマイシン)の原薬国産化による安定供給体制確⽴の要望書 (1 ページ)

公開元URL https://www.chemotherapy.or.jp/modules/important/index.php?content_id=33
出典情報 メロペネム、バンコマイシンの原薬国産化に関する要望書の提出について(7/4)《日本化学療法学会ほか》
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2025 年(令和 7 年)6 ⽉ 23 ⽇
厚⽣労働⼤⾂
福岡 資麿 殿

抗菌性物質製剤(メロペネム及びバンコマイシン)の
原薬国産化による安定供給体制確⽴の要望書

公益社団法⼈ ⽇本化学療法学会
理事⻑ 髙橋 聡

⼀般社団法⼈ ⽇本感染症学会
理事⻑ 松本哲哉

⼀般社団法⼈ ⽇本環境感染学会
理事⻑ 四柳 宏

⼀般社団法⼈ ⽇本臨床微⽣物学会
理事⻑ 松本哲哉

国はすでにβラクタム系抗菌薬を特定重要物資に指定し、国産化を進め、実現に近づいている。
その背景にはこの薬剤が国⺠を感染症から救命するために必要不可⽋な位置づけにあるとともに、
原材料及び原薬をほぼ 100%中国に依存しており、常に供給途絶リスクを考慮しなければいけな
いという事情がある。⼀⽅、重症感染症や耐性菌感染症に⽤いられる頻度の⾼いメロペネムやバ
ンコマイシンも、その原薬のほとんどを中国など海外に依存しており、地政学的リスクを考慮す
ると供給が途絶する可能性を検討しておくべきである。特に以下に述べる状況を踏まえると、両
薬剤が途絶した場合には国内の医療への影響は想像を遥かに超える厳しいものであり、すでに国
産化が進められているβラクタム系抗菌薬と同様に、国産化を強く要望する。

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