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入ー1 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00276.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第6回 7/3)《厚生労働省》
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<入院期間Ⅱについて>
○ 入院期間Ⅱについては、令和8年度診療報酬改定に向けた議論において、現状の点
数設定方式と、実際の患者の在院日数の分布の乖離があるのではないか、等の指摘が
あった。
○ そこで、在院日数の分布等について確認を行ったところ、以下の結果が確認された。
・ 診断群分類毎の平均在院日数について、ばらつきが小さく、標準化が進んでいる診断
群分類がみられた。
・ 一方で、ばらつきが大きく、十分に標準化が進んでいない診断群分類もみられた。
・ 特定の在院日数の患者数が顕著に多い診断群分類がみられた。
・ 多くの診断群分類において、平均在院日数は在院日数の中央値を上回っていた。
・ 症例数が 10,000 件以上の診断群分類のうち、在院日数の中央値が平均在院日数を上
回る診断群分類が2つあったが、いずれも左に歪んだ分布であった。
○ これらを踏まえ、多くの診断群分類において、在院日数の分布は正の歪度を有して
いることから、 在院日数の中心傾向の指標として、平均在院日数は適切でないので
はないか、といった指摘があった。
○ また、特定の在院日数の患者数が顕著に多い診断群分類について、制度上、特定の日
数までの在院を促すインセンティブが内在しているのではないか、といった指摘があ
った。
○ 令和8年度診療報酬改定に向けた特別調査において、クリニカルパスの導入状況に
ついて、
「採用している」と答えた医療機関は、DPC 対象病院のうち約 93%(1,638 医
療機関/1,761 医療機関)であり、また、クリニカルパスの入院期間設定に関して主と
して参照しているものについては、「診断群分類点数表上の第Ⅱ日(平均在院日数)」
と回答した医療機関が約 63%(1,028 医療機関/1,638 医療機関)であり、最多であっ
た。
<今後の方針について>
○ 令和7年度特別調査の結果等も踏まえ、適切な点数設定方式について、引き続き作
業グループにおいて検討を進める。
2.算定ルールに係る検討について
(1)概要
○ DPC 制度においては、制度の安定的な運用のため、算定についての一定のルール(以
下、「算定ルール」という。)を定めている。
○ DPC 対象病院を構成する医療機関の内訳は経時的に変化しており、これらも踏まえた
算定ルールの見直しについて検討している。

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