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公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00276.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第6回 7/3)《厚生労働省》
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とする診断群分類の種類が少ない病院で、誤嚥性肺炎等の平均在院日数が長く、1日
当たり包括範囲出来高点数の小さい疾患に偏った症例構成の場合、急性期入院医療に
おける評価という点では不適当な評価となっているのではないかという指摘があっ
た。
○ 複雑性係数の評価方法について検討するに当たっては、複雑性係数が、何を評価す
るものであるか、明らかにする必要があるのではないか、といった意見があった。
○ これに対しては、DPC 制度における「急性期」は、過去の DPC 評価分科会での議論に
おいて、「患者の病態が不安定な状態から、治療によりある程度安定した状態に至る
まで」と定義された点や、機能評価係数が、
「急性期」を反映する係数として設計され
た点等から、複雑性係数についても、これらの価値を反映する指標とすべきではない
か、といった意見があった。
○ これらを踏まえて、現行の複雑性係数の評価方法について、入院初期により多くの
医療資源を必要とする診断群分類を、十分に評価できていないのではないか、といっ
た指摘があった。
○ 一入院当たりの包括範囲出来高点数が高い診断群分類の中には、平均的に入院初期
の包括範囲出来高点数が高い診断群分類もあったが、一方で、一日当たりの包括範囲
出来高点数が全診断群分類の平均値及び中央値よりも低い診断群分類もみられた。
○ また、一日当たりの包括範囲出来高点数に着目して分析を行ってはどうか、といっ
た指摘もあったが、これに対しては、在院日数の短い診断群分類を、著しく高く評価
することになり、妥当でないのではないか、といった意見があった。
○ これらの議論を踏まえ、入院初期を特に重視する趣旨で、入院日数の 25%tile 値ま
での包括範囲出来高点数に着目して分析を行うべきではないか、といった指摘があっ
た。
<今後の方針について>
○ 適切な医療機関別係数の評価方法について、引き続き作業グループにおいて検討を
進める。
② 点数設定方式について
<総論>
○ DPC 制度 においては、入院初期を重点評価するため、在院日数に応じた3段階の定
額報酬を設定している。
○ 具体的には、入院初期に要する医療資源投入量等に応じ入院初期に要する医療資源
投入量等に応じて、5種類の点数設定方式を設けているところ、点数設定方式D以外
においては、第Ⅱ日は平均在院日数により規定されている。
○ 在院日数の分布等を踏まえ、第Ⅱ日の設定方法を含む、点数設定方式の見直しにつ
いて、検討を行っている。

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