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資料2 療育手帳の在り方の検討状況について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59173.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第147回 6/26)《厚生労働省》
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①国際的な知的障害の定義や自治体の判定業務の負荷等を踏まえた判定方法や
認定基準の在り方について
⚫ 調査研究で、療育手帳の判定ガイドラインを策定し、ICD-11における「知的発達症」の診断に必要とされる「知的機
能」及び「適応行動」の2軸評価について、偏差指数の算出が可能な標準化尺度であって、自治体の判定業務の負荷
が少ない「ABIT-CV(Adaptive Behavior and Intelligence Test – Clinical Version:療育手帳の交付判定のための知的機
能/適応行動の評価尺度)」を開発。
【ABIT-CVの適応行動の評価検査の概要】

【ABIT-CVの知的機能検査の構成】
実施順
課題







問題数



幼児

児童
青年
成人

①比較・展開

20





②仲間選び

15





③数と見え方

12





①知識

17





②共通点

15





記憶

16





算数

32





合計(問題数)

127

112

92

※ 知的機能評価パートは20~30分で完了可能

国際的に利用されているVineland-Ⅱ適応行動尺度(日本版)および他の
発達検査等の項目を参考として、独自に作成 ⇒ 220項目

● Vineland-Ⅱ適応行動尺度の下位領域を包含するように項目を選定
• コミュニケーション
受容言語、表出言語、読み書き
• 社会性
対人関係、遊び/余暇、

コーピングスキル
• 日常生活スキル
身辺自立、家事、地域生活
• 運動スキル
微細運動、粗大運動



項目選定基準
a. 下位領域のバランス

c. 適応行動機能全体と想定される関連性

b. 年齢区分

d. IQとの想定される関連性

令和4年度~6年度厚生労働科学研究費補助金
「療育手帳の交付判定及び知的障害に関する専門的な支援等に資する知的能力・適応行動の評価手法の開発のための研究」(研究代表者:辻井正次)

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