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2024年度「産業保健に関わる保健師等の活動実態調査」結果 (2 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/home/assets/20250624_nl01.pdf
出典情報 2024年度「産業保健に関わる保健師等の活動実態調査」結果(6/24)《日本看護協会》
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News Release
報道関係者各位

公益社団法人 日本看護協会 広報部
2025 年 6 月 24 日

調査結果のポイント
Ⅰ.産業保健師等による働き盛り世代の健康支援の実態
1.事業場の健康課題……7 ページ
産業保健師等が把握する事業場の最重要健康課題はメンタルヘルス
●産業保健師等の 89.4%が事業場全体の健康課題を把握しており、主な健康課題は「メンタルヘル
スで不調を抱えている方の人数・割合が多い」が 47.9%で最多であった。
2.産業保健師等の活動内容等……8 ページ
健康経営推進に産業保健師等の約 4 割が参画
職場組織の健康課題の把握と改善に向けての提言を約 6 割が実施
●労働衛生の5管理※3 のうち、産業保健師等の 88.9%が健康管理に最も時間をかけて取り組んでお
り、労働安全衛生法及び規則に定められている「労働者の健康管理等」を中心役割として取り組ん
でいることが改めて明確となった。
●産業保健師等の 59.3%が「衛生委員会への参画」を行っており、56.3%が「職場組織の健康課題
の把握と改善に向けての提言」、36.6%が「健康経営推進への参画」を行っていた。
●産業保健師等が過去 1 年間で時間をかけた業務は、「健康相談・保健指導」(75.3%)等の法定業
務に次いで「復職支援・治療と仕事の両立支援」(58.8%)、「メンタルヘルス対策」(46.8%)であり、
職場環境改善に関わる事項に取り組んでいた。
【事業場の健康づくりへの理解による産業保健活動の違い】
理解のある事業場ほど産業保健師等が健康経営推進、最重要健康課題のメンタルヘルス対策で活躍
●従業員の健康保持・増進や健康づくりにより積極的に取り組んでいる事業場では、そうでない事業場
と比べて「メンタルヘルス対策」に時間をかけて取り組んだ者の割合は 17.0 ポイント高く 54.8%、「健
康経営推進への参画」に取り組んだ者の割合は 14.4 ポイント高く 42.1%だった。

Ⅱ.産業保健師等による地域保健関係者との連携……12 ページ
産業保健師等の約 7 割が地域保健関係者との連携に取り組んでいないことが明らかに
●産業保健師等の約 7 割が、地域保健関係者(市町村や都道府県・保健所の専門職等)との連携に
取り組んでいなかった。
※3:労働衛生の 5 管理
労働安全衛生法に基づき、事業者が労働者の健康と安全を確保するために実施すべき基本的な管理項目(作業環境管
理・作業管理・健康管理・労働衛生教育・総括管理)

2
<リリースの問合せ先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話:03-5778-8547
FAX:03-5778-8478
E メール koho@nurse.or.jp
ホームページ https://www.nurse.or.jp/