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資料3_小児薬物療法における課題と専門医療機関連携薬局の役割の考察 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59230.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第15回 6/30)《厚生労働省》
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製剤加工で対応する小児ハイリスク薬の課題

6

薬剤名

添付文書の記載

小児製剤

現場での対応

製剤上の課題

メトトレキサート

慎重に投与
(薬用量記載なし)

なし

錠剤を粉砕・分包

曝露リスクが高く、
粉砕は原則非推奨

ヒドロコルチゾン

十分に観察
(薬用量記載なし)

なし

錠剤を粉砕・分包

苦味が強く、
服薬コンプライアンス低下

アザチオプリン

小児用量記載あり

なし

錠剤を粉砕・分包

発がん性・催奇形性あり、
曝露対策が必須

※ メトトレキサート(MTX):若年性特発性関節炎への小児用量は添付文書に記載(田辺三菱製薬)。ただし錠剤粉砕は曝露リスクがあり、原則非推奨。
出典:田辺三菱製薬「MTX製品情報Q&A」https://medical.mt-pharma.co.jp/di/qa/mtx/15907/
※ ヒドロコルチゾン:添付文書に小児用量あり。服薬しやすい製剤がなく、苦味・調製負担が継続的課題。
出典:厚労省「小児薬用量・剤形に関する検討資料」報告(2011年)
※ アザチオプリン:小児用量記載あり。発がん性・催奇形性の懸念から粉砕時には手袋・マスク等の曝露対策が必須。
出典:イムラン錠 添付文書/RMP(グラクソ・スミスクライン株式会社)

高薬理活性物質であるため調剤過程で暴露・コンタミ対策が必要