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資料1 特定機能病院のあり方に関するとりまとめ(案) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59077.html
出典情報 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(第24回 6/25)《厚生労働省》
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発展的基準の設定に当たっては、大学病院本院が地域の高度な医療提供・教育・
研究の砦として果たしている機能等が適切に評価されるとともに、地域の実情に
よって当該基準の達成が著しく困難なものとならないよう留意する必要がある。
また、その際、医師が少数である等の条件不利地域において医療を提供している
こと等の評価を行う。



医療提供、教育、研究、医師派遣の分野ごとの発展的基準については、以下の考
えのもとに設定することが適当である。



医療提供に関する基準
・ 特定機能病院が地域で高度な医療を提供する基盤となるための基準を設定すべ
きである。一方で、地域における最後の砦としての機能など、地域全体を勘案
した複合的な評価が必要な機能については、今後、国における新たな地域医療
構想・医師偏在対策等に関する議論も踏まえる必要があるものも含まれること
から、それまでの間は、複数の合併症を抱える症例や一定の重症度の救急症例
を受け入れる等の機能を担っていること等について、幅広く実績報告を求めつ
つ、一定の評価に留めることが考えられる。
・ 具体的には、報告を求める事項としては、地域医療構想調整会議等での協議状
況等に加え、当該状況等を踏まえ、救急や高度な手術等の観点で、地域の実情
に応じて一定の重症度等の患者を受け入れていること(例えば、特に他の医療
機関で提供できない医療の提供等の観点から地域占有率等も報告する。)や希少
性等が高い患者を受け入れていること等のほか、特に高度な医療(移植医療
(臓器摘出に係るものも含む)、ゲノム医療等)の実施等に関する事項とする。



教育に関する基準
・ 医師派遣と組み合わせ、医師を地域に循環させて教育を行う場合を評価する。
・ 例えば、医師多数県以外の道県の地域枠の受け入れや、全国から医師を受け入
れて行うサブスペシャリティ医師の育成、全国的に希有な専門性の涵養など、
全国的な医療提供体制の強化につながる教育体制を評価していくことが適当で
あるが、具体的には、今後、幅広く取組についての実績報告を求め、評価のあ
り方について検討すべきである。



研究に関する基準
・ 研究実施体制、研究基盤等の評価として、多施設共同研究に参加し、症例等を
登録できる体制等を評価する。具体的には、多施設共同研究に参加し登録した
症例数、配分された研究費や、当該研究に係る研究プロトコール及び研究結果
について執筆された論文の本数等(共同著者等で参加しているもの等)や治験
(医師主導治験等を含む。)等の実績を評価する。これらについても、所在する
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