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資料3 今後のがんゲノム医療の方向性について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58839.html
出典情報 がんゲノム医療中核拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第6回 6/16)《厚生労働省》
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固形がんのエキスパートパネル標準化の検討事項について
現状


がんゲノム医療中核拠点病院、がんゲノム医療拠点病院及びエキスパートパネル実施可能がんゲノム医療連携病院が、
がん遺伝子パネル検査を実施する際は、当該検査の効果を最大化するために、当該検査の妥当性を確認した上で、臨床
有用性について多面的な検討を行うエキスパートパネルの実施を求められる。
令和4年3月3日付けがん・疾病対策課長通知「エキスパートパネルの実施要件について」より抜粋

関連学会の見解


がん遺伝子パネル検査が保険適用となって6年が経過し、すでに10万件を超える症例のエキスパートパネルが実施さ
れた現在、ゲノムリテラシーも向上し、バリアントに対する薬剤の提供の可否に関する解釈のコンセンサスも得られて
いる場合も多い。そのため、エキスパートパネルを省略できる条件を検討することも必要ではないかと考える。



C-CAT調査結果においては、エキスパートパネルが省略可能なバリアント、エキスパートパネルで議論したほうがよい
バリアントなどが明確に記載され、より臨床医が判断しやすくなるものに改訂されることが望まれる。

今後の方針(案)


主治医の判断のもとエキスパートパネルを実施すべきかどうかについて、判断可能な症例の考え方を明確化して、今後
の見直しに向けて検討を進めてはどうか。



患者がアクセス可能な臨床試験の情報等、C-CAT調査結果に掲載するエキスパートパネルの議論に有用な情報につい
てがんゲノム医療中核拠点病院等連絡会議(※)のサブWGを中心に議論・検討し、C-CAT調査結果の改訂を進めては
どうか。

※がんゲノム医療中核拠点病院等連絡会議は、「がんゲノム医療中核拠点病院等の整備について」(令和 4 年 8 月 1 日健発0801第18号厚生労働省健康局長通知)の規定に基づき、厚生労働大臣が
指定したがんゲノム医療中核拠点病院と、国立がん研究センターがんゲノム情報管理センターが協働して、 がんゲノム医療に関する診療、研究・治験の実施、新薬等の研究開発、がんゲノム情
報レポジトリーの構築等の取組の推進に向けて相互に連携を図り、がんゲノム医療の健全な発展と円滑な運営に資することを目的とする。

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