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新たな希少がん分類を策定 実臨床に即した分類の活用により希少がん対策の推進を期待 日本のがん発生の約2割が希少がんに該当する実態も確認 (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.ncc.go.jp/jp/information/researchtopics/2025/0610/index.html |
出典情報 | 新たな希少がん分類を策定(6/10)《国立がん研究センター》 |
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展望
本研究で策定した新たな希少がんの分類は、今後、日本の希少がん対策において活用され、希少が
んの医療体制の整備や専門医療の集約、支援策の充実につながることが期待されるもので、希少がん
患者さんが適切な医療にアクセスできる社会の実現に向けた、重要な研究成果です。
今後、厚生労働省が実施する「がん診療連携拠点病院の現況報告」や「患者体験調査」、国立がん研
究センターが運営する「がん情報サービス」における情報提供などでも活用され、将来的にはアジアの
希少がんの治療開発を推進する国際共同研究 MASTER KEY Asia 注 3 での利用によるアジア諸国との
連携や国際がん研究機関(IARC)を通じた全世界での新しい希少がん分類の基盤とすることが考えら
れます。
新たな組織型や疾患の登場に応じて、全国がん登録をもとに分類を継続的に見直し、アジア各国との
データ連携を通じて、世界に向けた情報発信や協働の促進を目指してまいります。
論文情報
雑誌名:
Pathology International
タイトル: Proposal for a new classification of rare cancers adopting updated histological tumor
types
Ryoko Rikitake, Yasushi Yatabe, Yoko Yamamoto, Tatsunori Shimoi, Shintaro Iwata,
著者:
Yasushi Goto, Yu Mizushima, Akira Kawai, Takahiro Higashi
DOI:
10.1111/pin.70021
掲載日:
2025 年 5 月 16 日
URL:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/pin.70021
研究費
研究費名(支援先):厚生労働科学研究費
研究事業名:がん対策推進総合研究事業
研究課題名:希少がん診療・相談支援におけるネットワーク構築に資する研究
研究代表者名:川井 章
用語解説
注1
希少がんセンター
希少がんの正しい診療を行うこと、希少がんに関する新しい知見を集め、希少がんの研究・治療開発を
推進すること、さらに実際の診療・研究活動を通して、希少がん医療の課題を明らかにし、解決していく
ことを目指して、国立がん研究センター各部局が連携して、2014 年 6 月 23 日に「希少がんセンター」が
開設されました。すべての希少がんの患者さんに“寄り添う”気持ちと、“グローバル”な視野をもって、希
少がんの抱える問題に全力で取り組んでいます。
詳細はこちらのサイトをご覧ください。https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/index.html
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本研究で策定した新たな希少がんの分類は、今後、日本の希少がん対策において活用され、希少が
んの医療体制の整備や専門医療の集約、支援策の充実につながることが期待されるもので、希少がん
患者さんが適切な医療にアクセスできる社会の実現に向けた、重要な研究成果です。
今後、厚生労働省が実施する「がん診療連携拠点病院の現況報告」や「患者体験調査」、国立がん研
究センターが運営する「がん情報サービス」における情報提供などでも活用され、将来的にはアジアの
希少がんの治療開発を推進する国際共同研究 MASTER KEY Asia 注 3 での利用によるアジア諸国との
連携や国際がん研究機関(IARC)を通じた全世界での新しい希少がん分類の基盤とすることが考えら
れます。
新たな組織型や疾患の登場に応じて、全国がん登録をもとに分類を継続的に見直し、アジア各国との
データ連携を通じて、世界に向けた情報発信や協働の促進を目指してまいります。
論文情報
雑誌名:
Pathology International
タイトル: Proposal for a new classification of rare cancers adopting updated histological tumor
types
Ryoko Rikitake, Yasushi Yatabe, Yoko Yamamoto, Tatsunori Shimoi, Shintaro Iwata,
著者:
Yasushi Goto, Yu Mizushima, Akira Kawai, Takahiro Higashi
DOI:
10.1111/pin.70021
掲載日:
2025 年 5 月 16 日
URL:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/pin.70021
研究費
研究費名(支援先):厚生労働科学研究費
研究事業名:がん対策推進総合研究事業
研究課題名:希少がん診療・相談支援におけるネットワーク構築に資する研究
研究代表者名:川井 章
用語解説
注1
希少がんセンター
希少がんの正しい診療を行うこと、希少がんに関する新しい知見を集め、希少がんの研究・治療開発を
推進すること、さらに実際の診療・研究活動を通して、希少がん医療の課題を明らかにし、解決していく
ことを目指して、国立がん研究センター各部局が連携して、2014 年 6 月 23 日に「希少がんセンター」が
開設されました。すべての希少がんの患者さんに“寄り添う”気持ちと、“グローバル”な視野をもって、希
少がんの抱える問題に全力で取り組んでいます。
詳細はこちらのサイトをご覧ください。https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/index.html
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