よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


5 研究開発・国際展開等 (5 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2025/zenbun/07pdf_index.html
出典情報 令和7年版高齢社会白書(6/10)《内閣府》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

が進んでいる日本の経験や知見及び課題を発信

術の進展とフレックスタイム、テレワーク等の

するとともに、高齢社会に伴う課題の解決に向

進展について説明した。

けて諸外国と政策対話や取組を進めた。具体例

令和6年5月には日本がバングラデシュ人民

として、アジア健康構想においては、令和6年

共和国、ブルガリア共和国及び国連人口基金

12 月に第2回日越ヘルスケア合同委員会を開

(UNFPA)と共催した、ICPD30 周年グローバ

催し、日本国政府とベトナム社会主義共和国保

ル・ダイアログ「人口動態の多様性と持続可能

健省との間で高齢化及び栄養関連の課題におけ

な開発」
(於:ダッカ)では、
「世代間のウェル

る日越協力のためのロードマップの素案につい

ビーイングと健康的な高齢化」セッションにお

て議論を行い、今後両分野における二国間取組

いて、エイジズムやそれがもたらす問題、また

を進展させていくことを確認した。

世代間におけるデジタル格差など、様々な世代

東京において国会議員会議「国際人口開発会
議(ICPD)30:誰一人取り残さない高齢化社

令和6年 11 月には、
北京で開催された「ASE-

会の実現に向けて」が令和6年4月に開催され、

AN プラス3(日中韓)高齢化対策国際フォー

各国人口開発議連代表議員、政府関係者、国際

ラム」にて、高齢化対応として日本の制度や取

機関等代表、市民社会団体代表、民間企業代表

組を紹介し、ASEAN 各国における高齢化対策

が参加し、我が国の高齢化や健康寿命の延伸、

について議論した。また、日本国、中華人民共

乳幼児期から老年期までのライフサイクルの各

和国、大韓民国の保健担当大臣が保健医療分野

時期における健康を重視し、誰一人取り残さな

における三国の共通課題の協力について討議す

い UHC を取り入れた我が国ならではの経験、

る場である「日中韓三国保健大臣会合」におい

日本が自らの知見や経験を、国連総会を始めと

ては、令和6年 12 月に東京で開催された第 17

した国際的な議論の場で発信するだけでなく、

回会合で、健康な高齢化の推進等に関して意見

途上国における高齢化対策、社会保障制度整備、

交換や協力強化に係る議論を行った。加えて、

専門家派遣や研修等の支援を通じて共有してき

令和6年 10 月に「地域包括ケア(医療・介護

たことを紹介した。

の連携と高齢者の健康づくり)」などをテーマ

令和6年4月にニューヨークで開催された第

とする日中韓少子高齢化セミナーを開催した。

57 回人口開発委員会のサイドイベント「人口

また、新たな科学的知見の基盤・拠点となる

の強靭性とケア経済」において、日本の高齢化

国立健康危機管理研究機構(JIHS)の令和7

の進展と介護の担い手の変化、少子化対応、技

年4月設立に向け、準備を進めた。

じん

134

間の課題について発表した。