よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1】第6回検討会における主な御意見について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58633.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第7回 6/9)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第6回検討会における主な御意見(外来・在宅医療①)
(かかりつけ精神科医機能における外来提供体制の構築)
○ 外来の精神医療の機能を、多機能型診療所で拠点かかりつけ機能を有する「拠点連携外来」(外来に看護師・精神保健福祉士等を
専任配置し、連携力と外来対応力を強化。地域・他科からの受診応需ルート、早期診療体制等を備える)と、小規模診療所で外来診
察・訪問診療に限定特化する「通常外来」と役割別に整理すると良いのではないか。
○ 診療所による外来の役割分担・機能分化が必要。かかりつけ精神科医機能に関しては、地域に根差した救急や、重層的・包括的な
支援が求められ、それが診療報酬の在り方などで評価されるようにしていくことが必要。
○ 地域生活を支えていくためには、それぞれの医療機関が地域への志向を持つとともに、一つの医療機関で完結できない場合は、地
域で面的に整備していく必要がある。精神科診療所は、規模、立地、職種、機能、専門性と非常に多様であり、それを活かして、有
力な社会資源と位置づけた精神保健医療福祉体制が必要である。
○ 精神医療機関のない地域においては、地域の総合病院で定期的に外来を行い、通常は総合診療科や内科の医師との連携体制を取っ
ている事例や、総合病院がなければ、保健師と連携をとって情報共有をしていきながら診療に結びつけている事例がある。
(外来等での多職種による支援)
○ 精神科診療所への調査によると、精神科医師の配置は1人配置のところが多い。医師以外の専門職の配置については9割弱の診療所
が1名以上の医師以外の専門職を配置していて、看護師、精神保健福祉士の順に多い。コメディカル配置が多いところほど、予約外
初診、時間外の対応、地域貢献といったことをより多く実施している傾向がある。
○ 看護師・精神保健福祉士を外来専任で配置している診療所では、医療補助機能として、不調患者が来院したときの看護やベッドサ
イドケア、家族からの情報収集等、入院連携時の速やかな情報提供、入院先の調整を行ったり、医療福祉相談(年金、手帳、障害福
祉サービス、訪問看護等)を行ったりしていて、患者が安心できる地域ケアの推進に寄与している。また、診断書、公的文書などの
事務業務のタスクシフティングにより、医師が診察に注力しやすく、外来診療の質向上に寄与できる。
○ 良質な精神医療に重要なこととして、本人の必要に応じて多職種・多機能連携を行い包括的な支援が提供できるということも関係
してくるので、精神科の外来において多職種配置が望まれる。一方で、診療報酬において、多職種を配置することによるインセン
ティブや、多職種の専門職による面接についての評価はされていないのが課題。
○ 看護師による外来での相談・面談について、医師の診療時間を確保するためのタスクシフトの視点に加えて、患者側のニーズに
よって看護職が担うことができる役割があるのであれば、積極的に看護職が活動をしていくことが必要であり、評価を検討するべき。
○ 精神科の病院やクリニックで働いている精神保健福祉士にゆとりがなくて、患者の相談を聞いたり、同行支援をしたりしづらく
なっている。精神保健福祉士を目指す人を増やしていくことも必要。

2