【参考資料】

臓器移植に係る厚生労働省の取組等
１．普及啓発等の推進
○

厚生労働省では、一人ひとりが臓器を「提供する」、
「提供しない」にかかわらず、意思表示
をしていただくような普及啓発を進めることが重要との観点から、臓器提供に関する意思表示
を促進するため、公益社団法人日本臓器移植ネットワーク（以下「ＪＯＴ」という。）ととも
に、地方公共団体、関係諸機関等の協力を得ながら、以下の方法により、啓発資料の配布や臓
器提供に関する意思表示の機会の普及を図っている。

(1)

市区町村役場の窓口、保健所、公共職業安定所、一部のコンビニエンスストア・スーパー

等に、臓器移植に関する知識や臓器提供に関する意思表示欄への記入方法等が記載された
リーフレット等を配置
(2)

医療保険の資格確認書・被保険者証、運転免許証及びマイナンバーカード（個人番号

カード）に、臓器提供に関する意思表示欄が設けられており、その交付の際、保険医療関
係機関、運転免許試験場（センター）、警察署、市区町村等の協力を得て、リーフレットの
配布やポスターを掲示する等の方法により、意思表示欄への記載方法を周知
また、運転免許証の更新時講習等において、案内映像を放映し、臓器提供に関する意思表
示欄を周知
(3)

臓器移植に関する理解を深めるために、中学３年生向けに教育用普及啓発パンフレット
を約 151 万部作成し、全国の中学校（約 11,000 校）等に配布するとともに、授業で移植医
療を取り上げていただく上で参考となる教育者向けセミナーの開催や、移植を受けた方な
どを派遣し体験談をお話しいただく出前授業等を実施

(4)
〇

ＳＮＳ、インターネット、広報誌等を活用した普及啓発の実施

毎年 10 月を「臓器移植普及推進月間」とし、
「グリーンリボンキャンペーン」として、ＪＯ
Ｔ等の関連団体による全国各地の著名なランドマークや建物を臓器移植のシンボルカラーで
あるグリーンにライトアップする取組の実施や臓器移植推進国民大会の開催等により、多くの
人に臓器移植について理解していただくための普及啓発も行っている。

２．厚生労働大臣感謝状の贈呈
○

臓器を提供された方に対しては、その崇高な心をたたえ、感謝の意を表するため、厚生労働
大臣感謝状を贈呈している。

３．臓器提供施設
○

臓器の移植に関する法律（平成９年法律第 104 号。以下「臓器移植法」という。）に基づく

脳死した者の身体からの臓器提供を行う臓器提供施設については、「「臓器の移植に関する法
律」の運用に関する指針（ガイドライン）」
（平成９年 10 月８日健医発第 1329 号厚生省保健医
療局長通知別紙。以下「ガイドライン」という。）により、当面は、下記(1)から(3)までの条
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