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【資料1】第5回検討会における主な御意見について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57735.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第6回 5/12)《厚生労働省》
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第5回検討会における主な御意見(オンライン診療について)
(オンライン精神療法の有効性)


オンライン精神療法については、鬱病、不安症、強迫症の患者を対象とした研究において、対面診療に劣らないことを示す研究報
告があり、患者へのアンケート結果でも通院負担軽減、治療継続、安心感、精神科へのハードルを低くすること等にも効果がみられ
る。また、好事例から、離島・へき地患者、病状に伴う通院困難・引きこもり例、近隣の医療機関への早期受診が困難なケースなど
で有効性が認められる。一方で、薬の処方などにおいて不適切事例は散見されるが、医療提供側の問題と考えられる。患者・医療機
関双方にとってオンライン診療を活用しやすい措置を取っていくべき。

(オンライン精神療法の活用)


オンライン診療に対する基本姿勢として、医学的な有効性・必要性、特に安全性が最優先されるべきであり、これらが担保された
ものは推進すべきであるが、利便性や効率性のみを重視した安易な拡大はすべきではない。仮に精神科領域におけるオンライン診療
の対象を初診にも拡大する場合は、まずは慎重に試行的に行うべきである。対象となる患者は、地域包括ケアシステムの仕組みの中
で自治体やその地域の医療機関、多職種の密接な連携がしっかりできている方が妥当と考えるし、医療機関や医師には十分な経験や
実績が求められる。
○ オンライン精神療法は、過疎地における救急対応や、移動の負担を負うことなく定期的な診療がしやすくなるなどの利点がある。
当事者としては、初診待ちが生じていることがあることから、初診の対面診療の推奨はすべきではなく、精神保健指定医であること
をオンライン診療の要件にするようなことはあってはならないと考えている。

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