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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第 10.1 版 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00111.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第 10.1 版(4/23)《厚生労働省》
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 10.1 版 ●4 重症度分類とマネジメント

図 4-2

成人の外来診療における抗ウイルス薬の選択

図4-1 成人の外来診療における抗ウ
イルス薬の選択

優先的治療
ニルマトレルビル/
リトナビル
発症から5日以内
(禁忌)

本剤の成分に過敏症
高度な腎機能障害
特定の薬剤を投与中

軽症〜中等症Ⅰ
かつ
入院治療が不要

代替治療

入院・重症化の予防
【点滴】

レムデシビル

発症から7日以内
(禁忌)

本剤の成分に過敏症
【内服】

モルヌピラビル

発症から5日以内
(禁忌)

ニルマトレルビル/
リトナビルが使用
できない場合

本剤の成分に過敏症
妊婦・妊娠の可能性が
ある女性

エンシトレルビル




発症から
7日以内
かつ
病状の進行が
予期される

Yes

症状の早期改善

発症から72時間以内
(禁忌)

本剤の成分に過敏症
妊婦・妊娠の可能性が
ある女性
特定の薬剤を投与中
腎または肝機能障害+
コルヒチンを投与中

重症化リスク
因子



No

症状が強い場合
(図4­3 参照)

対症療法

対症療法

〈参考〉 WHO. Therapeutics and COVID-19: Living guideline. 10 Nov 2023.
NIH. COVID-19 treatment guideline. 24 Feb 2024.
日本感染症学会.COVID-19 に対する薬物治療の考え方 15.1 版 . 14 Feb 2023.
*本図は上記の文献を参考に,薬事上の適応なども考慮して本委員会で審議して作成したものである(委員の利益相反開示は章末に記載).

図 4-3 重症化のリスク評価

重症化リスク因子

(「2-2 重症化のリスク
因子」参照)

リスク低い

リスク高い

年 齢

60 歳未満

80 歳以上

基礎疾患等

なし

複数あり

基礎疾患等の管理

良好

不良

〈重症化リスク因子に加えて考慮する点〉
新型コロナワクチン接種状況

発症の 6 カ月以内
に追加接種

未接種

症状

咽頭痛・鼻汁のみ

呼吸困難
高熱の持続
強い倦怠感

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