よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2 提出資料1(香取構成員) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39713.html
出典情報 新たな地域医療構想等に関する検討会(第2回 4/17)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

◯ 前回提出資料2 P163に示されている「主な課題」は、概ね議論すべき課題を網羅しており、首肯できる。
前回の委員の議論を伺っても、各委員の問題意識は概ね同じ方向を指しているように思料。
◯ その上で申し上げれば、

① 日本全体で見れば、2060年代後半までは医療・介護需要の総量は増大し続ける。他方で医療・介護
を担う人的・物的資源は有限。かつ、地域ごとに置かれる状況は大きく異なる。すでに2040年、2060年に
なっている地域はたくさんある。
地域医療構想は、その前提で、各地域ごとに、2040年、あるいは2060年の絵姿を描き、そこからバッ
クキャストで考えて、確保できる医療介護資源でいかに医療介護需要をカバーしていくか(=切れ目のない医
療・介護サービスの実現)、という視点で考えることが必要。
② 故に、2040年に描かれる地域医療構想の姿は、地域によって大きく異なる。
:現在及び将来における地域の医療資源の分布の姿
:現在及び将来における地域の人口・高齢化率(高齢者の中の高齢化の進行度)・疾病構造の変化、さら
には集住やコンパクトシティなど地域政策の動向によって地域コミュニティの姿がどのように変化するか
を見通して、動態的視点で考える必要がある。
単純な都市ー地方2元論、現在の人口規模による区分ではなく、より細かい類型分けが必要。

③ 地域ごとの差異、地域医療構想の前提となる今後の社会経済環境の変化の大きさに鑑みれば
:現状の診療行動・機能分担(入院/外来、医療/介護)を前提にした現状投影型の推計は機能しない。
:地域における医療提供体制全体の改革(最適の資源分配・機能分担・タスクシフト)、さらには医療・介護を
通じた全体の改革を行なっていくことを織り込んだ改革遂行型地域医療構想を策定することが必要。
3