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資料3-1 感染症定期報告感染症別文献一覧表[444KB] (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38901.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和5年度第3回 3/22)《厚生労働省》
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ID

感染症(PT)

出典

概要

29 COVID-19

Viruses. 15(2023)1187

記録によると、欧米ではSARS-CoV-2陽性のヒトと接触したペットや家畜におけ
る逆人獣共通感染症の発生が示唆されている。しかし、アフリカのヒトと接触し
た動物におけるウイルス拡散に関する情報はほとんどない。そこで本研究で
は、ナイジェリアの様々な動物種でSARS-CoV-2の発生を調査することを目的
とした。COVID-19パンデミック中の2021年5-8月、2022年1-10月に、ナイジェリ
アのEbonyi州、Ogun州、Ondo州、Oyo州で、家庭や小さな裏庭農場などで人間
と密接に接触して生活している様々な動物(ネコ、ウシ、ニワトリ、イヌ、アヒル、
ヤギ、トカゲ[Agama agama]、ブタ、ハト、ヒツジ、シチメンチョウ)計791匹から、
全血試料(トカゲ以外)、口腔及び直腸/総排泄腔スワブ試料を採取し、RTqPCR(n=364)とIgG ELISA(n=654)を用いてSARS-CoV-2スクリーニングを行っ
た。SARS-CoV-2陽性率は45.9%(RT-qPCR)と1.4%(ELISA)であった。SARSCoV-2 RNAはハト以外の全ての動物種から検出され、陽性率はネコ50%
(1/2)、ウシ70.8%(17/24)、ニワトリ26.3%(10/38)、イヌ51.5%(17/33)、アヒ
ル66.7%(2/3)、ヤギ59.7%(46/77)、トカゲ61.3%(19/31)、ブタ4.3%(4/92)、
ヒツジ89.3%(50/56)、シチメンチョウ14.3%(1/7)だった。Oyo州で採取された
試料は全てRT-qPCR陰性だった。SARS-CoV-2 IgGは、Ebonyi州のヤギと
Ogun州のブタでのみ検出された。本研究の結果は、このウイルスの様々な動
物への感染能力を強調している。過去にはウシ、ヒツジ、ヤギにおける実験的
感染でRT-PCR陽性やウイルス複製が確認され、イヌやネコでは自然感染が報
告されているが、本研究では初めて家禽、ブタ、家畜反芻動物、トカゲにおける
SARS-CoV-2自然感染が確認された。2022年のSARS-CoV-2の感染率は全体
的に2021年よりも低く、これは2022年にはヒトのCOVID-19感染率が大幅に低
下したことを反映していると推定される。また、Oyo州の試料は全て、Oyo州で
COVID-19症例が報告されなくなっていた2022年10月に採取されていた。これら
の発見は、動物で検出されたSARS-CoV-2感染症がヒトから感染したという逆
人獣共通感染を支持する。ウイルスの種間移動に伴い毒性と伝染性を高める
変異が生じる可能性に備え、動物とヒトにおけるウイルスの継続的なモニタリン
グが推奨される。

30 E型肝炎

チェコ共和国の保健当局は、モラヴィア・シレジア地方及び国全体でのE型肝炎
患者数の増加を報告した。モラヴィア・シレジア地方の医師らは、以前はかなり
稀であったE型肝炎患者数の増加に注目している。地域当局によると、昨年は
21例がE型肝炎を発症したが、今年はすでに41例の感染者が医療機関を受診
しており、このうち6例は6月に感染していた。「319例のE型肝炎が2022年に報
告されていたが、今年は5月末までに221例の新規症例が報告されている。私た
ちは6月の集計を待っている。」と州保健研究所の広報担当者であるシュテパン
カ・チェホバ氏は語った。A型肝炎と同様に、E型肝炎は水や食物を介して感染
する。B型肝炎やC型肝炎とは異なっており、C型肝炎は血液を介して、B型肝炎
は血液、性的接触、出産時の母子を介して感染する。以前、E型肝炎は飲料水
Outbreak News Today.
の品質を含む衛生水準が劣悪な国への旅行と関連していた。しかし、医師らは
https://outbreaknewst
次第に国内で休暇を過ごした人々の感染を診断し始めた。「2000年まで、チェコ
oday.com/czech共和国におけるE型肝炎は年間数例のみであった。」とオパバ・シレジア病院の
republic-officials感染症科長であるペトル・クンペル氏は語った。当時はアジアでの流行が知ら
report-increase-inれており、中国で1986-1988年の間に120,000例が感染した。衛生士らによる
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と、現時点のチェコ共和国で疾患が拡大するリスクはないとされている。しかし、
罹患者数の増加が医師を悩ませている。例えば、2021年にオパバ病院へ入院
したE型肝炎患者は2例のみであったが、昨年は5例、今年は12例であった。「し
かし、より深刻なのは、以前の疾患経過は軽度であったという事実である。昨年
は既に3例が非常に重篤な経過をたどり治療された。」とクンペル氏は指摘し
た。「おそらく、最近受け入れた患者は肝不全リスクがある。抗ウイルス薬での
治療を開始し、感染経路の調査を試みている。」医師らは、加熱が不十分な肉、
特に豚肉からの汚染ではないかと推測している。医師らによると、E型肝炎の危
険性は肝リスクだけではない。「残念ながら、専門家の情報によると、E型肝炎
は妊婦、特に妊娠第三三半期で非常にリスクが高いとのことである。」

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