よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料4-2  ロミプロスチム(遺伝子組換え) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00032.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第58回 3/21)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

表 6:本薬の国内副作用報告の内訳
副作用名[MedDRA PT(ver.26.0)

巨核球異常
血小板数増加
好中球数減少
頭痛
鼻出血
悪心
下部消化管出血
下痢
芽球細胞
肝障害
巨核球増加
胸痛
血小板障害
血小板数減少
骨髄生検異常
自己免疫性溶血性貧血
上部消化管出血
腎機能障害
全血球数異常
脱毛症
注射部位紅斑
注射部位腫脹
鉄欠乏性貧血
脳出血
白血球数減少
白血球数増加
発熱
蕁麻疹

件数
2
2
2
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1

未知の副作用は 15 件認められ、このうち 2 件以上発生した副作用は巨核球異常 2 件、好
中球数減少 2 件であった。しかしながら、いずれの副作用も小児集団において特異的に発
現した副作用ではなく、原疾患がリスク因子であり一定割合の ITP 患者でこれらの合併症
を有すると考えられることから、追加の注意喚起は不要と判断した。
また、海外の副作用報告においても、3 件以上発現した副作用は国内添付文書で注意喚起
されている事象であり、既知の安全性プロファイルと同様であった。
以上より、検討会議は以下のように判断する。
小児の ITP に対して本薬が承認されている海外において、小児の ITP 特有のリスクは報
告されていない。また、国内で本薬を小児の ITP 患者に投与した際に 2 件以上報告された
未知の副作用である巨核球異常及び好中球数減少は、原疾患の病態及び本薬の作用機序か
ら想定される事象であった。したがって、成人の慢性 ITP における本薬の安全性に問題と
なるような国内外差は認められていないことも踏まえると、成人と同様のモニタリングや
用量調節がなされるのであれば、日本人の小児の慢性 ITP 患者における本薬投与時の安全
性は管理可能である。

14

67 / 213