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資料4-2  ロミプロスチム(遺伝子組換え) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00032.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第58回 3/21)《厚生労働省》
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表 5:小児の慢性 ITP における本邦での本薬の使用実態
文献
番号
17

年齢
5歳

1歳

18

4歳
8歳

19

14 歳

20

8歳

21

1歳

前治療

開始用量

最大用量

投与期間

有効性

安全性

IVIG、PSL、MMF、 記載なし
リツキシマブ、ポ
ルテゾミブ
IVIG、PSL、リツキ 記載なし
シマブ
IVIG、PSL
記載なし
IVIG、PSL、ELT、 記載なし
CsA、脾摘

記載なし

2 年以上

PSL 中止。

記載なし

記載なし

PSL 減量。

記載なし

記載なし
記載なし

4 年 5 カ
月以上
記載なし
2 年以上

記載なし
副作用な


IVIG、PSL、セファ
ランチン、脾摘、
ELT、リツキシマ

IVIG、PSL

1 g/kg

6 g/kg

約1年

PSL 中止。
有効だが
PSL 中止に
は至らず。
血小板数増
加、PSL 中
止。

5 g/kg

5 g/kg

7 カ月

血小板数増
加。開心術
を合併症な
く終了。
PSL 中止後
も血小板数
維持。出血
傾向なし。

副作用な


有害事象
なし

IVIG、PSL、セファ 1 g/kg
1 年以上
巨核球数
10 g/kg
ランチン、CsA、ア
増加。本薬
ザチオプリン、
に関連し
MMF、リツキシマ
た有害事
ブ、メチルプレド
象なし。
ニゾロン、加味帰
脾湯、ダナゾール、
デキサメタゾン
IVIG:静注用免疫グロブリン、PSL:プレドニゾロン、MMF:ミコフェノール酸モフェチル、CsA:
シクロスポリン

2)特定使用成績調査
成人の慢性 ITP 患者に対して承認後に実施された特定使用成績調査(調査方法:全例調
査、実施期間:2011 年 4 月~2020 年 7 月)において、15 歳未満の ITP 患者 52 例に本薬を
使用したことが確認された。開始用量別の症例数は、1 g/kg が 29 例、1 g/kg 未満(0.5~
0.98 g/kg)が 6 例、1 g/kg 超(1.07~10 g/kg)が 17 例であった。最大用量別の症例数
は、10 g/kg が 17 例、10 g/kg 未満(1.08~9.72 g/kg)が 32 例、10 g/kg 超(10.2 g/kg
及び 12 g/kg)が 2 例、不明が 1 例であった。
15 歳未満の患者での有効性について、有効(ベースラインの血小板数の 2 倍以上かつ
50,000/ L 以上に増加、又はベースラインから 20,000/ L 以上の血小板数増加)と判定され
た症例の割合は 47.92%(23/48 例)であり、成人における割合 48.53%(745/1535 例)と差
は認められなかった。
15 歳未満の患者での安全性について、有害事象は 29 例に認められ、2 例以上で認められ
た有害事象は、上咽頭炎(8 例)、上気道の炎症及び鉄欠乏性貧血(各 4 例)、インフルエ
ンザ、頭痛及び白血球数増加(各 3 例)、アレルギー性鼻炎、下痢、感染、急性中耳炎、
巨核球異常、好中球数減少、肺炎、鼻出血、貧血、便秘及び蕁麻疹(各 2 例)であった。
重篤な有害事象は 10 例に認められ、2 例以上で認められた有害事象は巨核球異常及び肺炎
(各 2 例)であった。そのうち巨核球異常 2 例は本薬との因果関係が否定されなかった。
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