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資料6 森構成員提出資料 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38480.html
出典情報 ゲノム医療推進法に基づく基本計画の検討に係るワーキンググループ(第3回 3/12)《厚生労働省》
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ゲノム治療に伴う問題点に対して
• 日本の研究体制の遅れについて
これらの先進的な治療について、残念ながら、日本の研究や臨床応用に向けた体制は、
海外に比べると遅れを取っているように感じます。いわゆるドラッグラグ/ロスといった問
題が、これらのゲノム治療においても同様に生じることが懸念されます。国の主導のもと、
国内の研究者を本気で支援してください。また、海外に渡ってこのような先進治療を受け
る場合、法的規制や倫理的ガイドラインを遵守しつつも、柔軟性を持って対応することを
検討してください。
• 倫理的配慮の行き過ぎによる治療機会の損失ついて
ゲノム治療において、倫理的な配慮は最も重要です。その上で、行き過ぎた倫理的な慎重さ
が治療機会の損失を生む可能性があれば、考慮されるべきだと考えます。過度な慎重さが、
医学の進歩を阻害し、新しい治療法や患者の健康に対して潜在的な利益を失う可能性があ
るのは残念です。適切な倫理的なガイドラインの下で、研究者、医師、倫理専門家が協力し、
患者の権利と安全性を保護しながらも、医学の進歩を妨げずに前進させる必要があります。
透明性、患者教育、公共の意見を反映させるプロセスの確立などが、適切なバランスを保つ
ために不可欠と考えます。