令和６年度診療報酬改定

Ⅲ－２

患者にとって安心・安全に医療を受けられるための体制の評価－⑨

医療技術評価分科会の評価を踏まえた対応②
新規技術の保険導入

➢ 保険収載されていない手術等について、医療技術評価分科会での評価を踏まえ新たに保険適用する。
［新たに保険収載される手術の例］
（新） 胸腔鏡下弁置換術 １ 1弁のもの（内視鏡手術用支援機器を用いる場合）
（新） 腹腔鏡下膵中央切除術
（新） 腹腔鏡下連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術
（新） 大腿骨遠位骨切り術
（新） 人工股関節置換術（手術支援装置を用いるもの）

115,500点
88,050点
16,660点
33,830点
43,260点

［新たに保険収載される検査等の例］
（新） 経頸静脈的肝生検
（新） ポジトロン断層撮影 18Ｆ標識フルシクロビンを用いた場合
（新） 覚醒維持検査

13,000点
2,500点
5,000点

保険医療材料等専門組織で検討された技術料の見直しへの対応
➢ 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術において、病変検出を支援するプログラム医療機器を用いて実施した場合の加
算を新設する。
（新）病変検出支援プログラム加算

60点

解析モードをONにすると、内視鏡画像をリアル
タイムで自動解析。ポリープ検出時、音と共に、
ポリープの位置を緑色の四角形で表示

[算定要件]
大腸内視鏡検査を実施する際に、大腸内視鏡動画から大腸ポリープの持つ特徴を解析し検出
支援を行うプログラム医療機器のうち、大腸内視鏡検査に関し専門の知識及び経験を有する医
師が用いた場合に用いない場合と比較して診断精度が上昇することが示されていると認められ
た製品を用いて診断を行った上で診断されたポリープを切除した場合に、患者１人の一連の大
腸内視鏡検査につき１回に限り算定できる。なお、本加算は、内視鏡検査に関する専門の知識
及び５年以上の経験を有する医師により実施された場合に算定する。
※出典：保険適用希望書提出企業

106