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資料3 指定難病に係る新規の疾病追加について情報提供のあった疾病(個票)(第55回指定難病検討委員会において検討する疾病) (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37546.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第54回 2/6)社会保障審議会 小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病検討委員会(第2回 2/6)(合同開催)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite、Probable を対象とする。
(1)青色ゴムまり様母斑症候群の診断基準
A.症状
1.皮膚病変;0.1~5cm 程度の青色~黒色のゴム乳首様皮膚病変が 2 箇所以上。
2.消化管病変:消化管出血。
3.出血症状: 中枢神経、眼窩、気道、口腔、咽喉頭、甲状腺、肺、心臓、肝臓、脾臓、腎臓、尿路、生殖器、
筋肉内など全身多臓器病変からの出血に伴う症状。
4.占拠性症状: 中枢神経、眼窩、気道、口腔、咽喉頭、甲状腺、肺、心臓、肝臓、脾臓、腎臓、尿路、生殖
器、筋肉内など全身多臓器病変の存在に伴う病変による占拠性症状。
B.検査所見
1.画像診断
超音波検査、造影 CT、MRI の STIR 像などにおいて、全身臓器に 2 箇所以上多発する静脈奇形の所見
2.鼻咽腔あるいは消化管内視鏡検査
鼻腔、口腔、咽喉頭腔、消化管(特に小腸)内の隆起性青色病変の存在
3.切除組織生検
静脈奇形(海綿状血管腫)
4.血液検査
鉄欠乏を伴う小球性貧血、localized intravascular coagulopathy (LIC)に伴う凝固系の異常(D-Dimer 値の
上昇、フィブリノーゲン値や血小板数の低下)
C.鑑別診断
皮膚病変の鑑別として Osler 病、Maffucci 症候群、多発性グロムス腫瘍などが挙げられる。
D.遺伝学的検査
生検組織での TIE2/TEK の体細胞遺伝子変異
<診断のカテゴリー>
Definite:A の 1 に加えて 2、3、4 のいずれかを満たし、B の 1 と 2 を満たし、C を除外したもの
Probable:A の 1 に加えて 2、3、4 のいずれかを満たし、B の 1 を満たし、C を除外したもの
Possible:A の 1 について多発病変は無いが、2、3、4 のいずれかを満たし、B の 1 を満たし、C を除外したも


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