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05 参考資料1-2 13価肺炎球菌コンジュゲートワクチン(成人用)ファクトシート (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36630.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第22回 12/1)《厚生労働省》
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② IPD の感染症発生動向
2013 年 4 月から 2015 年 1 月まで(22 ヶ月間)の感染症法に基づく感染症発生動向調査
では、侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の報告総数は 3,089 例であった。また、罹患率(/10 万
人・年)は 5 歳未満で 6.55、65 歳以上では 2.85 と小児の方が高齢者より高かった(表 1)。
図 1 には報告症例を基にした年齢構成及び臨床病像を示した。5 歳未満の小児と 60 歳以上
の成人における二峰性分布を示した(12)。
予後については、3,089 症例中、201 例が死亡していた。とりわけ 65 歳以上の高齢者で
は、報告時点での致命率は 9.10%と高かった(表 1)(12)。

菌血症

髄膜炎

肺炎(菌血症を伴う肺炎)

届出件数(人)

700
600
500
400
300
200
100
80歳以上

75~79歳

70~74歳

65~69歳

60~64歳

55~59歳

50~54歳

45~49歳

40~44歳

35~39歳

30~34歳

25~29歳

20~24歳

15~19歳

10~14歳

5~9歳

0~4歳

0

年齢階級(5歳ごと)
図1

2013 年 4 月~2015 年 1 月までの侵襲性肺炎球菌感染症の発生動向と
臨床像(文献 12、図より作成)

表1

年齢群別の侵襲性肺炎球菌感染症の症例数、致命率、罹患率
(2013 年 4 月~2015 年 1 月) (文献 12 表 1 より作成)

年齢グループ

症例数

死亡患者数

致命率(%)

罹患率
(/10 万人・年)

5 歳未満

640

6

0.94

6.55

5~14 歳

72

1

1.39

0.34

15~64 歳

762

47

6.17

0.52

65 歳以上

1,615

147

9.10

2.85

全年齢

3,089

201

6.51

1.31

5