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資料1-2 MID-NET・NDBの行政利活用の調査実施状況について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24331.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和3年度 第3回 3/11)《厚生労働省》
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調査結果
の概略




検査実施状況及び顆粒球減少の発現状況の集計(主要解析結果)
本剤の新規処方患者(4,371 人)及び PTU の新規処方患者(557 人)における定期
的な血液検査の実施状況及び顆粒球減少の発現状況(処方後 140 日目まで)を集
計した結果を表 1(別添)に示す。本剤の処方患者において、処方開始から 2 週間
おきに Period を区切った場合に、各 Period の顆粒球減少の発現割合は、検査を実
施していない集団と比較して、定期的に検査が実施されている集団で低い傾向は
認められなかった。また、定期的に検査が実施されている患者の割合は、処方期間
が長くなるにつれて低下していた。PTU の処方患者においても、対象患者数が少
なく、ばらつきが大きいものの、本剤の処方患者と同様の傾向であった。



本剤の処方患者で、Period 4(処方後 43~56 日目)に顆粒球減少が発現した集団
(30 人)と Period 4 及び Period 5(処方後 57~140 日目)の両方に検査があり、
Period 5 の終了時点(処方後 140 日目)まで顆粒球減少を発現していない集団(1,097
人)を対象に、本剤の処方後から Period 4 までの好中球数の中央値とその四分位範
囲(第一四分位数, 第三四分位数)の推移を図 1 に示す。
図 1.本剤処方後の好中球数の推移

注)本剤の新規処方後 43~56 日目に顆粒球減少が発現した集団及び発現していない集団の本剤の新規処
方開始日から処方後 56 日目までの好中球数の中央値(第一四分位数, 第三四分位数)の推移を示し
ている。



顆粒球減少を発現していない集団については、全期間を通して同程度の好中球数
が維持されていた。一方、Period 4 に顆粒球減少を発現した集団においては、本剤
の新規処方開始日から顆粒球減少の発現日にかけて、好中球数が徐々に減少する
傾向が認められた。なお、個別の患者における推移では、顆粒球減少の発現日直前
で好中球数が急激に減少する患者も一定数存在しており、全ての患者が図 1 のよ
うな推移を示すわけではないことに留意が必要である。

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