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資料1-2 MID-NET・NDBの行政利活用の調査実施状況について (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24331.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和3年度 第3回 3/11)《厚生労働省》
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患者であった可能性が示唆された。また、本剤と消化性潰瘍治療剤を併用している
患者でも、顆粒球減少の発現可能性が高いと考えられたが、同様に、甲状腺機能亢
進症の病状が比較的重度な患者における消化器症状に対して、消化性潰瘍治療剤
が投与されている可能性が示唆された。したがって、これら薬剤の併用時に顆粒球
減少の発現可能性が上昇したことは、併用による影響以外にも、甲状腺機能亢進症
の重症度自体の影響や重症度に応じて本剤の用量が増量される可能性があること
等も考慮する必要があると考えられた。


利尿剤又は降圧剤併用時に本剤の顆粒球減少のオッズ比が高値を示したことにつ
いては、がん化学療法剤の処方を受けている患者を除くと、顆粒球減少のオッズ比
が低下したことから、これら薬剤の併用による影響だけではなく、がん化学療法剤
による影響が加味されている可能性が示唆された。



本調査において、データベース上で特定された処方量と実際の服用量とは一致し
ていない可能性があること、他の潜在的な交絡因子(例:甲状腺機能亢進症の重症
度や他の併用薬等)が結果に影響を与えている可能性が否定できないこと等の一
定の限界があることに留意が必要である。

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