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総-1○診療報酬基本問題小委員会からの報告について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00211.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第556回 9/27)《厚生労働省》
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○ また、平成 30 年度診療報酬改定において、特定集中治療室管理料1・2において、
SOFAスコアの測定が要件とされ、令和2年度診療報酬改定においては、特定集
中治療室管理料3・4においても同様にSOFAスコアを測定することとなった。
○ ハイケアユニットについても、一般病棟ではなくハイケアユニットに入室して治療
することが必要な重症度の高い患者に対する医療・看護を適切に評価するための重
症度、医療・看護必要度の在り方について検討を行った。
2-1.特定集中治療室管理料の重症度、医療・看護必要度等について
(別添資料① P60~P78)
特定集中治療室の患者の重症度、医療・看護必要度の分布は、特定集中治療室管理料
1、2、及び4においては6点にピークがあり、特定集中治療室管理料3においては
4点(重症度、医療・看護必要度Ⅰ)又は2点(重症度、医療・看護必要度Ⅱ)にピ
ークがある。
特定集中治療室の重症度、医療・看護必要度について、いずれの入院料においても、
多くの患者が基準を満たしていた。
特定集中治療室に入室している患者は、入室日のSOFAスコアが低い患者が多い
が、5以上、11 以上の患者も一定数認められた。
入室日の重症度、医療・看護必要度の該当患者の方が、非該当の患者より、入室日の
SOFAスコアが高い傾向にあった。
入室日の重症度、医療・看護必要度及び入室日のSOFAスコアのいずれもが退院時
の転帰と相関していた。重症度、医療・看護必要度の該当、6点以上と比較し、SO
FAスコア5以上、10 以上の方が退院時の転帰とより相関していた。
重症度、医療・看護必要度の該当患者割合は、多くの施設で高い傾向にあった。
入室日のSOFAスコア5以上の患者の割合は、治療室ごとにばらつきがあった。重
症度、医療看護必要度が 90%以上の施設に限定しても、入室日のSOFAスコア5以上
の患者の割合はばらついていた。
入室日の入室日のSOFAスコアが5以上の患者が 30%以上の特定集中治療室と 30%
未満の特定集中治療室で、看護配置に大きな差はなかった。
入室当日の重症度、医療・看護必要度の各項目の該当患者割合を、入室日のSOFA
スコア5以上の患者と5未満の患者とで比較すると、輸液ポンプの管理、動脈圧測定
ではあまり差がなかったが、他の項目では、SOFAスコア5以上の患者の方が高か
った。
重症度、医療・看護必要度をHCUの併設有無別に比較したが、大きな差はなかっ
た。
入室日のSOFAスコアは、HCUの併設がないICUの方が、SOFAスコアが低
い患者が多い傾向にあった。

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