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【資料1-2】 (2)LIFEを活用した取組状況の把握および訪問系サービス・居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用可能性の検証に関する調査研究事業(結果概要)(案) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24120.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会 介護報酬改定検証・研究委員会(第24回  3/9)《厚生労働省》
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(2)LIFEを活用した取組状況の把握及び訪問系サービス・居宅介護支援事業所における
LIFEの活用可能性の検証に関する調査研究
A. ヒアリング調査
【LIFEを活用した具体的事例】
◯ LIFE活用事業所へのヒアリング調査により、LIFEを活用した具体的事例を収集した。
◯ LIFEへのデータ入力・提出により、職員間での情報共有や目標設定、取り組みの強化を促進できていた。
◯ またLIFEおよびフィードバック票の活用により、利用者・家族へのケア内容の共有や自施設の問題点・改善点
の把握、他施設の状況把握に役立てることができていた。
LIFEへのデータ入力・提出によりケアの質向上に与えた効果
• ADLや認知機能の状態についても、日々のアセスメントやひとつひとつの行動を検証しながら、目標設定を点数化するようになった。
• 各職員が担当各利用者に対して定期的にアセスメントを行うことで、日々のケアに対する姿勢に変化が見られると共に、職員間で
アセスメント内容の確認を行っている。
• 褥瘡について、予防を含め、日々職員同士が確認を行っている。
• 全ての加算が利用者のケアに反映できている。
特に自立支援促進加算では、離床促進、ポータブルトイレに関する利用者の尊厳保持、食事を普通の椅子で食べる等の取り組み
を意識付けすることが出来た。
LIFEおよびフィードバック票を活用した取り組みについて実施している内容
• サービス担当者会議開催時、来所された家族に、出来上がった計画書を説明し同意を頂きサインをもらっている。
今まではケアプランだけを説明し同意を頂いていたが、排せつや褥瘡、自立支援等の計画書を説明する事により、より具体的にケ
アの内容を伝えることが出来ている。
• 利用者、家族に目標と点数で表現することが増えた。
• 施設長、事務長、介護支援専門員、生活相談員、看護師、介護士、栄養士、機能訓練指導員が1回/月機能訓練会議を開き、個々
のデータを参考にそれぞれの立場から問題点や改善点などを出し合い、計画の見直しを行っている。
各立場からの意見が聞かれるし、改善点が出ても協力ができる。
• 職員ミーティング内でフィードバック票を閲覧し、他施設の利用者の状況や取組み内容を確認している。その中で、取組み可能なも
のは取り組むようにしている。
• 食事、栄養の項目は、ムセの有無などの確認だけで、食事量など詳しく評価していなかった。LIFE活用後、栄養状態、食事量など
を評価するようになった。
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