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【資料3】新しい複合型サービス (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34837.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第222回 8/30)《厚生労働省》
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訪問系サービスと通所系サービスを併用することのメリット


ヒアリング調査においては、併用していることの効果として、以下の事項などが指摘されている。


利用者と接する時間が長い通所介護で利用者の性格やニーズを把握し、訪問介護側にフィードバック。



独居の利用者に朝の服薬の確認をしており、訪問介護と連携して吸入薬の回数の確認をしている。通所介護に
行くための準備を訪問介護でしてもらうこともあり効果的。



より在宅時の状況を確認でき、現有能力を生かす対策が立てやすい。


【(サービス名)】:ヒアリング事業所種別

項目

内容

利用者の状況

• 老々介護の方、一人暮らしの方、同居の家族が早く出勤してしまう方等。【訪問介護】
• 毎日何らかの支援が必要な利用者、退院直後の利用者、ターミナル期の利用者が多い。【定期巡回】
• 外に出ることや人と会うことが苦手な方。まず訪問系サービスをきっかけに人に慣れてもらい、その後同一法人の通所介
護と連携して送り出しを行う、ヘルパーが通所介護にも顔を出す等により通所介護につないでいる。【定期巡回】
• 独居・高齢者世帯で訪問介護に通所介護の送り出しをしてもらうケースが最も多い。【訪問介護】
• 認知症・重度、身体を動かす機会が少ない、栄養状態がよくない、フレイル、独居や日中独居、身寄りがない方。【訪問看
護】
• ほぼ独居の利用者で、見守りのためになるべく多くサービスを提供する必要がある方が訪問介護と通所介護を併用【通
所介護】

併用することの • 利用者と接する時間が長い通所介護で利用者の性格やニーズを把握し、訪問介護側にフィードバック。【訪問介護】
効果
• 訪問介護は部分的な関わりのため、生活を改善させるために、通所で長時間のコミュニケーションをとれる。【訪問介護】
• 訪問介護で生活援助、身体介護(入浴、足浴)といった日常生活の支援をしつつ、通所介護で社会参加と機能訓練(運
動・体操・リハビリ)を行うことで、歩行状態の維持につながっている。【訪問介護】
• ヘルパーが入ったことで通所介護の送り出しができるようになり、定期的利用につながり、身体機能の向上につながった。
【訪問介護】
• 訪問だけでは限られた人との交流となり老人性うつの懸念もある。訪問のみの方と比べて、通所を併用されている方の方
が社会参加が続くことで生活意欲が保たれる。【訪問看護】
• 独居の利用者に朝の服薬の確認をしており、訪問介護と連携して吸入薬の回数の確認をしている。通所介護に行くため
の準備を訪問介護でしてもらうこともあり効果的。【通所介護】
• より在宅時の状況を確認でき、現有能力を生かす対策が立てやすい。【居宅介護支援】
【出典】令和4年度老人保健健康増進等事業「地域の特性に応じた訪問介護サービスの提供体制のあり方に関する調査研究事業」(株式会社三菱総合研究所)

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