投与の体制を構築すること。また、経口薬「モルヌピラビル」については、
令和４年２月 16 日より施設のクラスター対応に備えて「供給の役割を担う
薬局」の在庫配置の上限数を引き上げていることから、適切に選定の上、医
療機関・薬局間の連携等により速やかに投与できる体制の構築を図られたい
こと。また、市場流通している抗ウイルス薬「レムデシビル」については、
介護医療院等における診療報酬上の特例的な対応も行っており、患者の状態
や薬剤の特性等に応じて、適切に治療薬を選択し活用いただきたいこと。
加えて、上記のような薬物治療も含めた診療体制を整備した上で、高齢者
施設等において酸素投与しながら療養する場合に備え、酸素濃縮装置を迅速
に高齢者施設等に送付できる体制を整えること。
○

なお、高齢者施設等における新型コロナウイルス感染症の退院患者の受入
については、これまで「今後の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備え
た高齢者施設等における対応について」
（令和３年 10 月 25 日付け事務連絡）
等でもお示ししてきたとおり、退院基準を満たし退院をした者について、適
切に受け入れを行うこと。なお、新型コロナウイルス感染症の疑いがあると
して、施設系及び居住系サービス事業所において、入所を断ることは、受入
を拒否する正当な理由には該当しないこと。

（３）状況の的確な把握について
〇 都道府県は、高齢者施設等で療養している患者等の状況の的確な把握に努
めるとともに、その療養者数について、週次の新型コロナウイルス感染症患
者の療養状況等に関する調査報告（いわゆる「療養状況調査」）の「社会福
祉施設等療養者数」に適切に計上すること。また、（１）の高齢者施設等か
らの要請・連絡件数やその対応状況、（２）の医療チームの派遣状況も施設
ごとに随時把握すること。

７

ＩＴ活用を含め、重症化リスクの高い陽性者を中心に健康観察が適切に行
われる体制の確保について
○ 「新型コロナウイルス感染症対応に係る保健所等による健康観察等につい
て」
（令和４年２月９日付け事務連絡）でお示ししたとおり、陽性者が急増す
る中、重症化リスクの高い陽性者に対する対応を確実に行うことが重要であ
る。

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