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オミクロン株の特性を踏まえた保健・医療提供体制の対策徹底について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html
出典情報 オミクロン株の特性を踏まえた保健・医療提供体制の対策徹底について(3/2付 事務連絡)《厚生労働省》
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自宅・宿泊療養者への医療の強化について
12 月 28 日事務連絡により、健康観察・診療を行う医療機関等について拡
充・公表の取組をお願いした。オミクロン株の流行により、新型コロナウイル
ス感染症患者の療養状況等に関する調査報告によると、2月 16 日0時時点で
は、全国で過去最大となる 839,643 人が療養しており、そのうち 583,279 人
が自宅等で療養、これに加え、20,946 人が宿泊療養をしていた。
これらの方を症状が悪化した際に適切に入院につなげるためには、健康観
察・診療を継続して行う体制を構築することが重要であり、これまで自宅・宿
泊療養中の新型コロナ患者に対して電話等を用いた初診・再診を行った場合の
診療報酬上の評価を拡充してきた。



こうした診療報酬上の評価の拡充も踏まえ、健康観察・診療を行う医療機関
等の更なる拡充・公表の取組を進められたいこと。



なお、オミクロン株に効果が示唆される重症化リスクを有する軽症から中
等症の患者向けの治療薬は、経口薬「モルヌピラビル」、
「ニルマトレルビル/
リトナビル」、中和抗体薬「ソトロビマブ」、抗ウイルス薬「レムデシビル」の
4種類の選択肢が揃っている。このうち点滴静脈注射の中和抗体薬「ソトロビ
マブ」については、自宅・宿泊療養者に対する往診について診療報酬上の特例
が設けられてきたが、1月 27 日より抗ウイルス薬「レムデシビル」について
も同特例の対象とされていることに留意されたい。これらの治療薬について
は、患者の状態や薬剤の特性等に応じて、適切に治療薬を選択し活用いただき
たいこと。




高齢者施設等への医療従事者の派遣など医療支援の強化について
感染拡大に伴い、高齢者にも多くの感染が生じている地域では、病床等のひ
っ迫の状況などにより、高齢者施設等の入所者で感染された方について、施設
内で療養されることを余儀なくされる状況となっており、これらの方々が適
切に療養できるよう、都道府県において医師、看護師の派遣等により医療が提
供される体制を構築し、施設内での感染管理や治療等の支援を行う必要があ
る。

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