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2012年10月31日(水)
[薬価] 長期収載品の価格、研究開発費の回収具合見て個別に検討も
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厚生労働省は10月31日に、中医協の薬価専門部会を開催した。この日は、これまでの議論を整理し、「長期収載医薬品と後発医薬品」問題について中間とりまとめに向けた検討に入った。
平成24年度の診療報酬改定において、診療側の安達委員(京都府医師会副会長)を中心に、「後発品使用が進まない背景には、医師・患者の不安感もある。そこで、安全性の確立された長期収載品の価格を後発品と揃えれば、同じ経済効果が得られるの・・・
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2012年10月25日(木)
[後発品] 医療費抑制効果、患者への影響など総合的に検証し、政策見直しを
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- 医薬分業、後発医薬品使用促進の現状と薬局および後発医薬品メーカーの経営(10/25)《日本医師会総合政策研究機構》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
「医薬分業」の進展により、薬局の業務は「販売業務から調剤業務」に、病院薬剤師の業務は「調剤業務から病棟業務」に移行している。本報告書では、医薬分業等の進捗状況から課題を見出し、考察している。
主な内容は、(1)調剤医療費の推移・・・
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2012年08月22日(水)
[薬価] 参照価格制に対し診療側委員は猛反対するも、支払側は静観
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厚生労働省は8月22日に、中医協の薬価専門部会を開催した。この日は、前回(7月18日)同様に、(1)坂巻参考人(名城大学教授)ほか(p2~p11参照)(2)加茂谷専門委員(塩野義製薬株式会社常務執行役員)ほか(p12~p15参照)―の2氏から意見発表が行われた。
(1)の坂巻参考人は、後発品と長期収載品のシェアについて国際比較を行った結果、「金額ベースでは、日本は後発品の割合が小さく、長期収載品の割合が高い」&l・・・
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2012年07月18日(水)
[薬価] 長期収載品と後発品、メーカーのビジネス構造異なり価格差は合理的
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厚生労働省は7月18日に、中医協の薬価専門部会を開催した。この日は、長期収載品と後発品の価格差について、参考人等からの意見発表をもとに議論を行った。
意見発表を行ったのは、(1)坂巻参考人(名城大学教授)ほか(2)加茂谷専門委員(塩野義製薬株式会社常務執行役員)ほか―の2氏。
(1)の坂巻参考人は、学識者の立場から陳述。長期収載品メーカーと後発品メーカーでは、「新薬開発のリスク(開発成功確率の低い先発・・・
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2012年06月06日(水)
[薬価] 「安全で効果があり安価ならば、後発品である必要はない」安達委員
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厚生労働省は6月6日に、中医協の薬価専門部会を開催した。この日は、主に(1)長期収載品の薬価のあり方(2)次期薬価制度改革に向けた検討課題(p33参照)―の2つが議題となった。
政府は後発品の推進を進めているが、思惑どおりには進んでいない。この要因はさまざまだが、医療関係者からは「後発品と先発品の同等性が十分に周知されていない」ことなどが指摘されている。24年度診療報酬改定論議の中でも、この問題が取・・・
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2012年04月25日(水)
[診療報酬] 費用対効果、粒子線治療について26年度から試行的導入へ
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厚生労働省は4月25日に、中医協総会を開催した。この日は、費用対効果評価について議論を行った。
26年度改定に向けて、「基本診療料」「費用対効果評価」「長期収載品の価格」「消費税問題」を議論していくことが確認されており、中でも「費用対効果評価」については有識者を交えた部会を別途設けることとされていた。
この日は、厚労省当局から部会設置等の議論の枠組みや、具体的な論点案が提示され、了承された。今後・・・
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2012年04月11日(水)
[診療報酬] 医療技術評価における費用対効果、26年度に試行的導入
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厚生労働省は4月11日に、中医協総会を開催した。この日は、26年度改定に向けた新規検討項目や、DPCにおける高額な新規医薬品への対応について議論を行った。
▼4月から費用対効果議論する、新たな部会を中医協に設置
26年度改定に向けた新規検討項目としては、前回(3月28日)会合で(1)基本診療料のあり方(2)医療技術評価における費用対効果の導入(3)長期収載医薬品の薬価のあり方(4)診療報酬における消費税の取扱・・・
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2012年03月28日(水)
[診療報酬] 消費税問題など議論する、新たな組織を中医協に設置
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厚生労働省は3月28日に中医協総会を開き、DPCの平成24年度改定への対応などについて報告を行った。
DPCについては、平成24年度改定において(1)医療機関群ごとの基礎係数導入(2)機能評価係数IIへの実績評価等導入―などの見直しが行われている。これとは別に、出来高部分の改定内容を反映させる必要があるため、その概要等について厚労省が報告したものだ。
ちなみに、医療機関群の設定は、DPC病院I群(大学病院本院群)80・・・
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2012年01月25日(水)
[薬価] 長期収載品0.86%、後発品0.33%の薬価特例引下げ 薬価部会
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厚生労働省が1月25日に開催した、中医協の薬価専門部会で配付された資料。この日は、厚労省当局から平成24年度薬価算定基準等の見直し案(p3~p31参照)が示され、部会として原案どおり了承した。
薬価算定基準見直しのポイントは、大きく次のようにまとめられる。
まず、新薬創出等加算については、平成26年度改定時に開発に消極的な企業を除外することを前提に、現行のルールをベースに試行が継続される。
また、後発・・・
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2011年12月21日(水)
[薬価] 平成24年度薬価制度改革の骨子固まる 薬価専門部会
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厚生労働省が12月21日に開催した、中医協の薬価専門部会で配付された資料。この日は、平成24年度薬価制度改革の骨子について了承した。
平成24年度薬価制度改革は以下のようになる。
まず、新薬創出等加算については「現行のルールをベースに試行を継続する」こととなった(p4参照)(p9~p10参照)。ただし、(1)26年度薬価改定時には、加算を一定額以上受けているが、開発要請等を受けていない企業について、公募・・・
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2011年12月16日(金)
[薬価] 長期収載品の特例引下げ、24年度改定でも実施 薬価専門部会
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厚生労働省が12月16日に開催した、中医協の薬価専門部会で配付された資料。この日は、平成24年度薬価制度改革に向けたたたき台が示され、これを了承した。
厚労省からは、前回(12月14日)の議論を踏まえたたたき台(資料では骨子案とされているが、厚労省保険局医療課は「たたき台」とコメント)が示されている(p3~p11参照)。
今回、新たに盛り込まれた項目を見てみる。
新薬創出・適応外薬解消等促進加算(新薬創・・・
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2011年12月14日(水)
[薬価] 新薬創出等加算、中医協委員は試行期間延長にも慎重姿勢
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厚生労働省が12月14日に開催した、中医協の薬価専門部会で配付された資料。この日は、薬価制度改革に向けて、製薬団体と卸連からヒアリングを行った。
意見陳述を行ったのは、(1)日本製薬団体連合会(日薬連)(2)米国研究製薬工業会(PhRMA)(3)欧州製薬団体連合会(EFPIA)(4)日本医薬品卸業連合会(卸連)―の4団体。
各団体の意見は次の通りである。
(1)日薬連(p4~p10参照)
新薬創出等加算について、未承・・・
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2011年12月07日(水)
[薬価] 新薬創出等加算、現行ルールベースに24年度以降も継続 薬価部会
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厚生労働省が12月7日に開催した、中医協の薬価専門部会で配付された資料。この日は、平成24年度薬価制度改革に向けた全体的な論点整理を行ったほか、新薬創出・適応外薬解消等促進加算について議論を行った。
論点整理(p3~p9参照)では、これまでの議論を踏まえ
(1)市場拡大再算定については、現行ルール(予測規模の2倍かつ年間売上150億円超)に加えて、原価計算方式で算定された医薬品について「予測規模の10倍かつ1・・・
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